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Delphi XE でSubversionのリポジトリから開く - Delphi XE

Delphi XEではSubversionクライアント機能が統合されIDEからSubversionのリポジトリを開くことができます。早速試してみます。
Delphi XEを起動し[ファイル]メニューの[バージョン管理リポジトリから開く]メニューをクリックします。


チェックアウトダイアログが表示されます。リポジトリのURLとローカルの保存先を指定します。今回はリポジトリのURLは
svn://(Subversionサーバー名)
とし、ローカルの保存先は
c:\develop
としました。入力ができたら[OK]ボタンをクリックします。


Subversionログインダイアログが表示されます。Subversionへログインするためのユーザー名とパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。


リポジトリからコードがチェックアウトされます。TortoiseSVNと比べるとチェックアウトの速度はかなり遅いようです。大きなリポジトリのチェックアウトでは相当の時間がかかります。(数時間たっても、終わりませんでした。)


再度、リポジトリの一部分のみをチェックアウトしてみました。チェックアウトが完了すると、どのプロジェクトを開くかを選択するダイアログが表示されます。開きたいプロジェクトを選択し[OK]ボタンをクリックします。


リポジトリの更新やコミットは、プロジェクトマネージャーのポップアップメニューからできます。また、ポップアップメニューのCompareからはリポジトリのファイルとローカルのファイルのDiffを見ることもできます。



結論

そもそもチェックアウトの速度が遅すぎるため、中規模以上のリポジトリでは使用に耐えられません。DiffもBeyond Compare Liteというツールで見ることになるのですが、(英語メニューということもあり)あまり使い勝手はよくありません。Tortoise SVN + Tortoise Mergeのほうが使い勝手が良いと思われます。今までバージョン管理システムを使ってなかった方が、Subversionを使い始めるきっかけにはなるかもしれません。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2010-10-07
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