「NETSDK1137:Microsoft.NET.Sdk.WindowsDesktop SDK を使用する必要はなくなりました。」警告を対処する方法を紹介します。

概要

古い.NETのバージョン(.NET 5 / .NET Core 3.1)から新しい.NETのバージョンにアップデートすると、 「NETSDK1137:Microsoft.NET.Sdk.WindowsDesktop SDK を使用する必要はなくなりました。」警告が表示される場合があります。 この警告を解消する手順を紹介します。

警告メッセージ

古い.NETのバージョン(.NET 5 / .NET Core 3.1)から新しい.NETのバージョンにアップデートすると、 次の警告メッセージが表示されます。



英語のメッセージでは次の通りです。

対処法

.NET 6以降では、WindowsDesktop SDKを使用する必要がなくなるため、.NET SDKに変更します。

プロジェクトファイルを編集します。ソリューションエクスプローラーでプロジェクトのノードをクリックして選択し、右クリックします。 ポップアップメニューが表示されますので、[プロジェクトファイルの編集]の項目をクリックします。


プロジェクトファイルのコードが表示されます。


プロジェクトファイルを編集します。先頭の Project タグの Sdk属性の値を Microsoft.NET.Sdk.WindowsDesktop から Microsoft.NET.Sdk に変更します。

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk.WindowsDesktop">

  <PropertyGroup>
    <OutputType>WinExe</OutputType>
    <TargetFramework>net6.0-windows</TargetFramework>
    <UseWindowsForms>true</UseWindowsForms>
  </PropertyGroup>

  <ItemGroup>
    <!-- 省略 -->
  </ItemGroup>

</Project>

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">

  <PropertyGroup>
    <OutputType>WinExe</OutputType>
    <TargetFramework>net6.0-windows</TargetFramework>
    <UseWindowsForms>true</UseWindowsForms>
  </PropertyGroup>

  <ItemGroup>
    <!-- 省略 -->
  </ItemGroup>

</Project>

修正後プロジェクトをビルドすると、警告メッセージが表示されなくなります。