自組織のプログラムやツールプログラムの動作が途中で止まる、またはプログラムが削除される - Windows
自組織のプログラムやツールプログラムの動作が途中で止まる、またはプログラムが削除される現象について紹介します。
概要
自組織で作成したプログラムや、マイナーなツールプログラムを使用していると、プログラムの動作が途中で停止する場合があります。
また、気づかないうちにプログラムの実行ファイルが削除されなくなっている場合もあります。
原因
いくつか原因がありますが、
自組織のプログラムや、マイナーなツールプログラムがコンピューターウイルスと判定され、検疫により途中で動作が停止されられる場合や、
検疫でファイルが削除される場合があります。
対処法
ウイルススキャンの除外設定を利用する
ツールを配置したディレクトリやツールのプログラムをウイルススキャンから除外する設定にします。
設定が必要ですが、確実な方法です。
設定画面を表示します。[更新とセキュリティ]のタイルをクリックします。
[更新とセキュリティ]の画面に切り替わります。左側の[Windows セキュリティ]の項目をクリックします。
下図の[Windows セキュリティ]の設定画面が表示されます。右側のエリアの[Windows セキュリティを開く]ボタンをクリックします。
[Windows セキュリティ]のウィンドウが表示されます。右側のエリアの[ウイルスと脅威の防止]のタイルをクリックします。
下図の[ウイルスと脅威の防止]画面に切り替わります。
右側のエリアを下にスクロールし、[ウイルスと脅威の防止の設定]のセクションの[設定の管理]のリンクをクリックします。
[ウイルスと脅威の防止の設定]画面に切り替わります。
下にスクロールし、[除外]のセクションの[除外の追加または削除]のリンクをクリックします。
[除外]の画面が表示されます。右側の[+ 除外の追加]ボタンをクリックします。
ドロップダウンメニューが表示され、ファイル、フォルダー、ファイル種類、プロセスが除外として選択できます。
今回はプログラムを配置したフォルダーを除外対象とするため、[フォルダー]の項目をクリックします。
フォルダー選択ダイアログが表示されますので、除外したいフォルダーを選択します。
設定すると、除外の一覧にフォルダが追加され、下図の表示になります。
プログラムを再度配置し、スキャンを実行してウイルスとしてプログラムが検出されないことを確認します。
以上で設定は完了です。
最新のライブラリを利用する
古いライブラリにセキュリティリスクがあり、危険なプログラムと判定される可能性があります。
ライブラリを最新のバージョンにアップデートすると危険なプログラム判定されなくなる場合があります。
古いフレームワークを利用する
新しいフレームワークを利用している場合、他のプログラムでの利用実績が少ないため、ウイルスと判定されるケースがあります。
最新のフレームワークではなく、リリースからある程度時間が経過した、こなれたフレームワークを利用するとウイルス判定されない場合があります。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。