Windows 11のメディアプレイヤーを起動すると前回再生したメディアが開いた状態で起動する現象について紹介します。
動作の確認
Windows 11の新しい"メディア プレーヤー"を起動します。
起動すると、下図のメディアプレーヤーのウィンドウが表示されます。
前回開いていたメディアファイルが開かれた状態でアプリが起動します。
しくみ
新しいメディアプレーヤーは開いたファイルは「再生キュー」に登録されて再生される動作になっています。
再生キューはファイルが開かれたタイミングでクリアされ、開いたファイルを追加しますが、アプリケーションが終了した際には
キューはクリアされずそのままの状態が保持されます。そのため、次にメディア プレーヤーを起動した際には、
最後に起動した時点の再生キューが残っており、直前に開いたメディファイルが再生される動作になります。
対処法1:再生キューをクリアする
アプリケーション終了前、または、メディアプレーヤー起動後に再生キューをクリアする方法があります。
メディアプレーヤーを起動し、ウィンドウの左側の [再生キュー] の項目をクリックします。
下図の画面に切り替わり、右側のエリアに再生キューの内容が表示されます。
右側のエリアの上部の[クリア]ボタンをクリックします。
再生キューがクリアされ、ファイルが開かれていない状態になります。
対処法2:メディアプレーヤーを単体で起動しない
メディアプレーヤーをスタートメニューのショートカットから起動することを避け、
メディアファイルからメディアプレイヤーを起動する方法があります。
メディアファイルからメディアプレーヤーを起動すると再生キューがクリアされ、選択したファイルが開かれて再生されます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2022-08-24
作成日: 2022-08-24