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破損したVHDX仮想ドライブ内のファイルを復元する (EaseUS Data Recovery Wizard を利用) - Windows

(EaseUS Data Recovery Wizard を利用して、破損したVHDX仮想ドライブ内のファイルを復元する手順を紹介します。

概要

VHDXファイルの差分ファイル(AVHDファイル)との整合性が崩れてしまった場合など、VHDXのドライブやディスクにアクセスできなくなってしまう場合があり、 VHDX内のファイルにアクセスできなくなってしまいます。
この記事では、EaseUS Data Recovery Wizard を利用して破損したVHDXファイル内からファイルを復元する手順を紹介します。

手順

マシンにVHDXファイルをマウントします。
下図では、FドライブがVHDXファイルをマウントしたドライブです。空き容量が表示されず、アクセスできない状態です。
ドライブをダブルクリックすると以下のエラーメッセージダイアログが表示されます。
エラーメッセージ
場所が利用できません
F:\にアクセスできません。

対処法

EaseUs Data Recovery Wizard を起動します。下図のスプラッシュウィンドウが表示されます。


メインウィンドウが表示されます。ディスクの一覧が表示されます。マウントされているVHDのドライブも空き容量が表示されておりアクセスできそうです。 Fドライブの項目をダブルクリックし、スキャンを開始します。


VHDXファイルのドライブのクイックスキャンが始まります。


左側のツリービューにスキャンができたファイルが追加されます。


左側のツリービューで、[既存のファイル]のノードをクリックして選択します。

VHDXのドライブ内のファイルが見えました。復元するファイルやフォルダの項目の左側のチェックボックスをクリックしてチェックをつけます。 チェック後にウィンドウ右下の[復元]ボタンをクリックしてファイルの復元が実行できます。


補足
上記の手順で多くのファイルが復元できますが、AVHXDファイルとの差分がある場所についてはうまくファイルが復元できない場合もあります。
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-01-03
作成日: 2023-12-17
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