PNG形式の画像をWebP形式の画像に変換する - Windows

PNG形式の画像をWebP形式の画像に変換する手順を紹介します。

事前準備

変換するためのツール、WebP Precompiled Utilities をインストールします。
WebP Precompiled Utilitiesのダウンロードやインストール方法はこちらの記事を参照してください。

手順

コマンドプロンプト、または PowerShellを起動し、cdコマンドを実行してWebP Precompiled Utilitiesをインストールしたディレクトリの bin フォルダに移動します。
cwebp.exeコマンドを実行します。何も引数を与えない場合は下図のヘルプが表示されます。

Usage:

   cwebp [options] -q quality input.png -o output.webp

where quality is between 0 (poor) to 100 (very good).
Typical value is around 80.

Try -longhelp for an exhaustive list of advanced options.


変換元のPNG形式の画像を準備します。今回は下図のPNG画像を用意しました。


以下の書式でコマンドを実行します。
cwebp.exe (変換元PNGファイル) -o (変換先WebPファイル名)
今回の例では以下のコマンドを実行しています。
.\cwebp.exe C:\data\tori.png -o C:\data\tori.webp



コマンドを実行すると下図の画面が表示されます。


ディレクトリを確認します。WebP形式の画像が作成されています。


WebP形式の画像サイズは5KBになっており、PNG形式よりサイズが小さくなっています。

圧縮率を変更する場合

圧縮率を変更して画像の品質を上げる場合は次のコマンドを実行します。
cwebp.exe -q (品質) (変換元PNGファイル) -o (変換先WebPファイル名)
品質には0から、100までの数値を設定します。0が最低画質、100が最高画質になります。

今回の例では以下のコマンドを実行しています。
.\cwebp.exe -q 100 C:\data\tori.png -o C:\data\tori.webp


最高画質で変換した場合、WebPファイルの画像サイズは 11KBになります。

可逆圧縮(ロスレス圧縮)する場合

可逆圧縮でWebPファイルに変換する場合は、次のコマンドを利用します。
cwebp.exe -lossless (変換元PNGファイル) -o (変換先WebPファイル名)

今回の例では以下のコマンドを実行しています。
.\cwebp.exe -lossless C:\data\tori.png -o C:\data\tori.webp



可逆圧縮で変換した場合、WebPファイルの画像サイズは 9KBになります。PNGに比べて半分のファイルサイズになりました。

著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。
掲載日: 2021-05-09
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