ローカルリポジトリへのコミットとGitHubへのプッシュ - Visual Studio

Visual Studio のチームエクスプローラーを利用して、ローカルリポジトリへのコミットとGitHubへのプッシュをする手順を紹介します。

概要

Visual Studio のチームエクスプローラーを利用してGitHubへのプッシュをする場合も基本的な操作はDevOps ServerのGitリポジトリの操作とほぼ同じです。
DevOps Serverの操作手順は以下の記事で紹介しています。

手順 : Visual Studio 2019 versio 16.8 以降

コミット

Visual Studio を起動しローカルリポジトリのフォルダにソリューション、プロジェクトのファイルを配置します。


[Git]メニューの[コミットまたは一時退避]の項目をクリックします。


[Git 変更]ウィンドウが表示されます。[変更]セクションに追加されたファイルや変更のあったファイルの一覧が表示されます。

補足
objフォルダのファイルやビルドの出力結果のファイルが変更ファイルに含まれてしまう場合は、gitignoreファイルを作成してビルドで出力されるファイルを場外する必要があります。 gitconfigファイルの作成手順はこちらの記事を参照してください。

Git変更ウィンドウの上部のテキストボックスにコミットメッセージを入力します。メッセージの入力ができたら[すべてをコミット]ボタンをクリックします。


ローカルリポジトリにコミットされ、[Git 変更]ウィンドウの上部にコミットがローカルで作成された旨のメッセージが表示されます。

プッシュ

ローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリにプッシュして反映します。
[Git]メニューの[プッシュ]の項目をクリックします。


リモートリポジトリへのプッシュが実行されます。プッシュが成功すると、[Git 変更] ウィンドウの上部に政情にプッシュされた旨のメッセージが表示されます。


変更が反映されたかを確認します。[Git]メニューの[ブランチの管理]の項目をクリックします。


ブランチの管理画面が表示されます。左のツリービューで[remote/origin]のノードを開いてコミットしたブランチをクリックして選択します。 (今回の場合はmasterブランチになります。)


先ほどコミットした内容がリモートリポジトリに反映されていることが確認できます。


GitHubのリポジトリのページにアクセスして変更が反映されているか確認します。ファイルが追加されており、プッシュ内容がGitHubにも反映されていることが確認できます。

手順 : 従来のUI

コミット

GitHubのリポジトリの複製をローカルに作成した後、ソリューション、プロジェクトを作成しプロジェクトファイルなどを配置します。


チームエクスプローラーのウィンドウを表示します。


チームエクスプローラーのウィンドウのホーム画面の[ソリューション]のセクションにある[フォルダービューの表示]リンクをクリックします。


[フォルダービュー]が表示されます。リポジトリのルートディレクトリの下にtest-sln-01フォルダを作成し、そのフォルダ内にソリューションファイルとプロジェクトのファイルを配置しています。


[チームエクスプローラー]ウィンドウのホーム画面に戻ります。[変更]のタイルをクリックします。


チームエクスプローラーが下図の変更画面に切り替わります。


変更画面のコミットメッセージのテキストボックスにメッセージを入力します。入力ができたらテキストボックスの下部の[すべてをコミット]ボタンをクリックします。


コミットが完了した旨のメッセージが表示されます。以上でローカルリポジトリへのコミットは完了です。

プッシュ

ローカルリポジトリのコミット内容をリモートリポジトリに反映します。
チームエクスプローラーのコミットの完了画面で上部のメッセージエリア内の[同期]のリンクをクリックします。


または、チームエクスプローラーのホーム画面の[同期]タイルをクリックします。


[同期]画面が表示されます。出力方向のコミットのセクションにローカルリポジトリにコミットしたコミットの一覧が表示されます。
ウィンドウ上部の[同期]リンクをクリックします。


GitHubのリポジトリに対してプッシュ処理が始まります。


同期処理が完了すると、チームエクスプローラーのウィンドウの上部に [入力方向および出力方向のコミットが正常に同期されました。]のメッセージが表示されます。


GitHubにログインしてリポジトリの状態を確認してみます。GitHubにログインします。


リポジトリのページを表示します。下図のページが表示されます。


フォルダのリンクをクリックしてフォルダ内のファイルを表示します。*.slnファイルがプッシュされてリポジトリに反映されていることが確認できます。


プロジェクトのファイルもリポジトリのプロジェクトフォルダ内に配置されていることが確認できます。


GitHubのリポジトリにファイルの追加や変更を反映させることができました。

著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2020-09-22
iPentec all rights reserverd.