SQLでテーブルに列(column)を追加するコードの紹介です。
概要
SQLを利用してテーブルに列を追加できます。テーブルに列を追加する場合は ALTER TABLE コマンドを利用し ADD 文で列を追加します。
書式
ALTER TABLE (テーブル名) ADD (列名) (型名) (初期値)
NOT NULLの列を作成する場合は以下の書式を利用します。
ALTER TABLE (テーブル名) ADD (列名) (型名) NOT NULL DEFAULT=(初期値)
メモ
列はテーブルの末尾に追加されます。
MySQLではAFTER句を使用すると指定した列の後ろに列を追加できますが、SQL Serverにはありません。
例
例1
次の例はProductsテーブルにfloat型のPrice列を追加します。初期値はnullとします。
ALTER TABLE Products ADD Price float NULL;
例2
次の例はDocumentテーブルにnchar(64)型のLanguage列を追加します。初期値はnullとします。
ALTER TABLE Document ADD Language nchar(64) NULL;
例3
次の例はFiguree テーブルにint型のWidth列を追加します。NULL を許容しない列とし、初期値は0とします。
ALTER TABLE Figuree ADD Width int NOT NULL DEFAULT 0
実行例
次のテーブルを作成します。
ProductItem テーブル列名 | データ型 |
id | int |
name | nchar(128) |
category | nchar(64) |
code | nchar(16) |
subcode | nchar(8) |
memo | ntext |
このテーブルから decimal型のprice列を追加します。初期値はNULLとします。
次のSQL文を実行します。
ALTER TABLE ProductItem ADD price decimal(18,2) NULL;
実行後のテーブルは以下の構造になります。
ProductItem テーブル列名 | データ型 |
id | int |
name | nchar(128) |
category | nchar(64) |
code | nchar(16) |
subcode | nchar(8) |
memo | ntext |
price | decimal(18, 2) |
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2023-12-27
作成日: 2011-10-16