VLSC (マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター) を利用してVisual Studio サブスクリプション (MSDNサブスクリプション)のライセンスを登録・更新する
VLSC (マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター) を利用してMSDNサブスクリプションのライセンスを登録、更新する手順を紹介します。
概要
MSDNサブスクリプションの登録時に、VLSC (マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター) を利用してライセンスの登録や更新をしますが、手順が複雑で、かなりわかりにくいです。この記事では、VLSCを利用してMSDNサブスクリプションのライセンス登録、更新をする手順を紹介します。
手順
最新の手順ではVLSCを利用しません。 Microsoft 365 admin center (MAC) を利用します。
契約
契約手順は
こちらの記事を参照してください。
ライセンスの割り当て
ライセンスの割り当てはVLSCから、Microsoft 365 管理センター(Microsft 365 Apps Admin Center) に変わります。
こちらの記事を参照してください。
手順 (2021年版)
VLSCでのライセンス確認
MSDNの契約が完了すると、「マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター(VLSC)」からメールが届きます。[VLSCの登録]のリンクをクリックしてVLSCにアクセスします。
下図のVLSCのページ(
https://www.microsoft.com/Licensing/servicecenter/default.aspx)が表示されます。
画面右側の[サインイン]の枠の[サインイン]ボタンをクリックします。
下図の[サインイン]ダイアログが表示されます。[職場のアカウントでサインイン]または[Microsoft アカウントでサインイン]のリンクをクリックします。
今回はMicrosoft 365 (Exchange Online)に登録されているメールアドレスを利用しますので、[職場アカウントでサインイン]のリンクをクリックします。
[サインイン]ダイアログが表示されます。先の「マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター (VLSC) にようこそ」のメールが届いた
メールアドレスを入力して[送信]ボタンをクリックします。
[パスワードの入力]画面が表示されます。入力したメールアドレスのMicrosoft 365へのサインインに利用するパスワードを入力します。
入力後[サインイン]ボタンをクリックします。
[サインイン]できると下図の画面が表示されます。
上部のメニューの[ライセンス]の[契約の一覧]の項目をクリックします。
[契約の一覧]画面が表示されます。画面下部にライセンスの一覧が表示されています。注文したライセンス(一番新しいライセンス)の項目をクリックします。
ライセンス情報の詳細画面が表示されます。ライセンスの情報を確認できます。
画面の[Visual Studio サブスクリプション:] の欄の[ここをクリックしてください]のリンクをクリックします。
サブスクリプションライセンスの割り当て
ライセンス情報の詳細画面の[Visual Studio サブスクリプション:] の欄の[ここをクリックしてください]のリンクをクリックすると、
Webブラウザの別ウィンドウが表示されます。下図の Visual Studio Subscriptions のページが表示されます。
ページ右側の[すべてのサブスクリプション]エリアの[+追加]のメニューをクリックします。下図のドロップダウンメニューが表示されますので、
[個人のサブスクライバー]の項目をクリックします。
ページの右側にダイアログがスライド表示されます。
[名前]の欄にサブスクリプションのライセンスを割り当てるユーザー名を入力します。組織に所属するユーザーで入力内容に一致するユーザーの一覧が表示されます。ライセンスを割り当てるユーザーをクリックして選択します。
ユーザーを選択すると[名前] [サインインメールアドレス] [Notification email address] が自動入力されます。
下にスクロールすると[コミュニケーション設定]のセクションがあります。デフォルトでは米国が選択されていますので、コンボボックスをクリックして[国]と[言語]を変更します。今回は[国]を "Japan" に設定し、[言語]を "Japanese(Japan)" に変更します。
設定ができたら下部の[追加]ボタンをクリックします。
右側のエリアにサブスクリプションを割り当てたユーザーの項目が追加されます。
Visual Subscription のサイト(
https://my.visualstudio.com/) にアクセスします。サインイン画面が表示された場合は、
サブスクリプションを割り当てたユーザーでサインインします。サブスクリプションを割り当てたユーザーでサインインができると、
下図のVisual Studio Subscription のページが表示されます。
以上の手順で、Visual Subscription のライセンスをユーザーに割り当て、Visual Studio サブスクリプションのページにアクセスできました。
手順 (2019年版)
MSDNのポータル画面がリニューアルされたため、以前とは手順が若干違います。
今回は以下のアカウント情報を例に紹介します。
ID (メールアドレス) | 用途 |
license@ipentec.net | Visual Studio サブスクリプションを契約したメールアドレス |
penguin@ipentec.net | Visual Studio サブスクリプションのライセンスを付与して実際に利用するユーザー |
VLSCでのライセンス確認
MSDNの契約が完了すると、「マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター(VLSC)」からメールが届きます。[VLSCの登録]のリンクをクリックしてVLSCにアクセスします。
ボリューム ライセンス サービス センターのページが表示されます。ページ右側の[サインイン]ボタンをクリックします。
サインインするIDの選択画面が表示されます。Microsoftアカウントが準備できている場合は、[Microsoft アカウントでサインイン]のリンクをクリックします。Exchange Onlineなどを利用している場合は、[職場アカウントでサインイン]のリンクをクリックします。
今回は、[職場アカウントでサインイン]でサインインします。Visual Studioサブスクリプションの契約ID(メールアドレス)であるlicense@ipentec.netを入力します。
パスワードの入力画面が表示されます。パスワードを入力してサインインします。
ボリューム ライセンス サービス センターのメインページが表示されます。
上部のメニューの[ライセンス]の[契約の一覧]をクリックします。
契約しているラインセンスの一覧が表示されます。注文したライセンスが追加されていることを確認します。
注文したラインセンスをクリックします。ライセンスの詳細画面が表示されます。画面上部の[ライセンス詳細]セクションの[Visual Studio サブスクリプション]の[ここをクリックしてください]のリンクをクリックします。
サブスクリプションライセンスの割り当て
または、メールで[新しいポータルで Visual Studio サブスクリプションを管理できるようになりました。]のメールが届きますので、メール内の[サブスクリプション会員の割り当て]ボタンをクリックします。
アカウントにサインイン画面が表示されます。Visual Studioサブスクリプションの契約ID(メールアドレス)であるlicense@ipentec.netを入力します。ID入力後にパスワードを入力しサインインします。
サインインできると、サブスクライバーの管理画面が表示されます。
補足
Visual Studioサブスクリプションの契約IDでないIDでログインした場合、下図の「管理するサブスクリプションが見つかりませんでした。」の画面が表示されます。この場合は、サブスクリプションを契約しているアカウントでサインインしなおします。
画面中央上部の[追加]ボタンをクリックします。下図の[サブスクライバーを追加]ウィンドウが表示されます。
サブスクリプションを割り当てるMicrosoft アカウントを指定します。[Sign-in Email Address]にサブスクリプションを割り当てるIDのpenguin@ipentec.netを指定します。Microsoft アカウントが用意できていれば、Nameにアカウントの名前を入力することで候補を検索できます。
言語、国を設定します。設定が完了したら画面下部の[追加]ボタンをクリックします。
サブスクリプションの割り当てができると画面中央のリストに追加されます。
また、サブスクリプションを割り当てたMicrosoft アカウントのメールアドレスに、サブスクリプションを割り当てられた旨のメールが届きます。メールの[サブスクリプションにアクセスする]ボタンをクリックします。
サインイン画面が表示されますので、サブスクリプションを割り当てたMicrosoftアカウント(penguin@ipentec.net)でサインインします。サインインできると下図のVisual Studio サブスクリプションの画面が表示されます。
画面上部の[サブスクリプション]メニューをクリックします。アカウントに割り当てられているサブスクリプションのライセンスの一覧が表示されます。
以上の手順で、Visual Studio サブスクリプションを割り当てて利用できる状態になりました。
手順 (2017年版)
MSDNのポータル画面がリニューアルされたため、以前とは手順が若干違います。
MSDNの契約ができると、「マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター(VLSC)」からメールが届きます。[VLSCの登録]のリンクをクリックしてVLSCにアクセスします。
[マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター(VLSC)]にアクセスします。下図の画面が表示されます。右側の枠の[サインイン]ボタンをクリックします。
サインイン画面が表示されます。VLSCで利用するMicrosoftアカウントでサインインします。
サインインすると下図の[勤務先電子メールアドレスの入力]画面が表示されます。上記の「マイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター(VLSC)」からメールが届いた宛先のメールアドレスを[ビジネス電子メール]と[勤務先電子メールの確認]のテキストボックスに入力します。入力後右下の[送信]ボタンをクリックします。
[ステップ2:勤務先電子メールアドレスの確認]画面が表示されます。
[勤務先電子メールアドレス]として入力したメールアドレスに下図のメールが届きます。[ボリュームライセンス サービス センター]のリンクをクリックして、メールアドレスを確認します。
Webブラウザが開き、[ボリュームライセンス サービス センター]の下図の画面が表示されます。
[使用国]のコンボボックスから使用する国を選択します。今回は"日本"を選択します。[言語]のコンボボックスで利用する言語を選択します。今回は"日本語"を選択します。
画面下部の[お客さまの氏名]の欄に名前を入力します。入力後[同意します]のボタンをクリックします。
[Microsoft Volume Licensing Service Center]のメイン画面が表示されます。
上部メニューの[ライセンス]をクリックします。下図の画面が表示されます。ページ下部のリストに契約したライセンスが表示されますのでライセンスの項目をクリックします。
[ライセンス詳細]画面が表示されます。画面上部の[ライセンス詳細]セクション内の[Visual Studio サブスクリプション]の欄に[ここをクリックしてください]のリンクが表示されています。このリンクをクリックします。
[Visual Studio サブスクリプションの管理]画面が表示されます。
画面中央のメニューの[サブスクリプションの割り当て]をクリックします。下図の画面が表示されます。[サブスクリプション レベルを選択します。]のコンボボックスから、該当するサブスクリプションレベルを選択します。
サブスクリプションレベルを選択すると、コンボボックスの下のリストにサブスクリプション特典の一覧が表示されます。割り当てるサブスクリプション特典の左側のチェックボックスをチェックします。チェック後ページ右下の[次へ]ボタンをクリックします。
サブスクリプションを割り当てるユーザーの情報を入力します。
ユーザー情報の入力ができましたら、画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
[Visual Studio サブスクリプションの管理]画面に戻ります。サブスクリプションの一覧の[割り当て済み]の項目が[はい]になっていることが確認できます。画面右下の[完了]ボタンをクリックします。
サブスクリプションの割り当て処理が実行されます。
サブスクリプションの割り当てが完了すると、下図の画面が表示されます。緑のバーが表示され、[サブスクライバー(ユーザー名)は正常に追加されました。]のメッセージが表示されます。
サブスクリプションを割り当てる際に入力したメールアドレスに、下記のサブスクリプションが割り当てられた旨のメールが届きます。メールの上部の[サブスクリプションをアクティブ化]のリンクをクリックします。
Webブラウザが開き、情報入力の画面が表示されます。名前、地域、連絡先メールアドレスを入力します。入力後、画面下部の[Continue]ボタンをクリックします。
Visual Studio Subscriptionのページが表示されます。初回表示は[Get Started]のページが表示されます。
左上の[Benefits]をクリックすると、メインの画面にアクセスできます。
以上で設定は完了です。画面上部のメニューで[Downloads]を選択すると各種ソフトウェアをダウンロードできます。[Product Keys]メニューを選択するとプロダクトキーの取得ができます。
次回からは、
https://my.visualstudio.com にアクセスして、Microsoftアカウントでログインすると、アクセスできます。
手順 (2015年版)
VLSCの登録とサブスクリプションの割りあて
Microsoft Volume Licensing サイト(
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/default.aspx)にアクセスします。
左上の[ボリューム ラインセンス サービスセンターにサインインする]のリンクをクリックします。
マイクロソフト ボリューム ラインセンス サービスセンター(VLSC)の紹介画面が表示されます。[VLSCにサインインする]のボタンをクリックします。
マイクロソフト ボリューム ラインセンス サービスセンターのログイン画面が表示されます。右側の[サインイン]ボタンをクリックします。
MSDNのラインセンスを契約したメールアドレスのMicrosoftアカウントでサインインします。サインイン後、下図のメールで確認コードを送信する画面が表示されます。メールアドレスを入力し、確認コードを受け取ります。
メールで受け取った確認コードを入力し、ログインします。
ログインできると下図の画面が表示されます。上部の[ライセンス]をクリックします。
ライセンス一覧が表示されます。ライセンスの中で、今回契約したMSDNサブスクリプションライセンスのライセンスIDをクリックします。
ライセンスの情報が表示されます。上部エリアの[MSDN サブスクリプション管理]の右側の[ここをクリックしてください]のリンクをクリックします。
ライセンスがない場合は、[オープンライセンスの追加]からライセンスを追加しますが、通常は購入代理店が登録してくれるため、契約が完了していればログイン時に一覧にライセンスが表示されています。
[MSDN サブスクリプション管理]画面が表示されます。
画面中央部のタブの[サブスクリプションの割り当て]をクリックして選択します。[サブスクリプション特典]に割り当てられる特典が表示されますので、割り当てる特典をチェックします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。
サブスクライバーの情報入力画面になります。サブスクライバーの情報を入力します。登録後[次へ]ボタンをクリックします。
必要に応じて使用許諾書の確認画面が表示されます。
サブスクライバ-が登録されると[サブスクライバーの検索]タブに追加されたサブスクライバーが表示されます。
左側のチェックボックスにチェックします。画面の[招待状の再送信]ボタンをクリックします。
サブスクライバ-の情報入力画面で設定したメールアドレスに確認メールが送られます。
メールに、サブスクライバーの姓・名、メールアドレス、サブスクライバーIDが記載されています。
MSDNへのサブスクリプション登録
MSDNサブスクリプションのページを開きます。
上部の[アカウント]をクリックします。
アカウント情報が表示されます。左側の[既存のサブスクリプションを追加]リンクをクリックします。
サブスクリプションをアクティブ化の画面が表示されます。こちらに、メールで送られてきたサブスクライバーの情報を入力します。サブスクライバーIDはメールに記載されています。(VLSCでサブスクリプションの割り当ての際に入力した、サブスクライバーの姓名、メールアドレスを入力します。)
入力後[次へ]ボタンをクリックします。
正しく追加できると、新しいサブスクライバーIDが表示されます。有効期限も延長されています。
以上でMSDNのサブスクリプションの登録・更新は完了です。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2015-02-17
改訂日: 2021-02-11