EasyNegative, EasyNegativeV2 をインストールして利用する手順を紹介します。

概要

Stable Diffusion でモデルを利用して画像を生成できますが、高品質な画像を出力する場合には、 低品質な画像を除外するNegative promptを設定します。よく使われるNegative promptに "worst quality" "low quality" などがあります。
Negative promptとは別に、低品質な画像を除外するための Negative embedding も利用できます。 この記事では、低品質な画像を除去できる代表的な Negative embeddingである、EasyNegative のインストール手順を紹介します。
この記事では、Stable Diffusion Web UIにEasyNegative をインストールして利用する手順を紹介します。

事前準備:Stable Diffusion Web UI のインストール

Stable Diffusion Web UIをインストールします。手順についてはこちらの記事を参照してください。

ダウンロード

EasyNegative v2

EasyNegative v2はCounterfeit 3.0のリポジトリと一緒になっています。
Counterfeit 3.0のリポジトリのページhttps://huggingface.co/gsdf/Counterfeit-V3.0にアクセスします。


[Files]のタブをクリックします。ファイルの一覧が表示されます。[embedding]のフォルダをクリックします。


"EasyNegativeV2.safetensors"のファイルがあります。クリックします。


ファイルの詳細ページが表示されますので、[download]ボタンをクリックして、ファイルをダウンロードします。


EasyNegativeV2.safetensors のファイルがダウンロードできました。

EasyNegative (v1)

EasyNegative をダウンロードします。
リポジトリのページhttps://huggingface.co/datasets/gsdf/EasyNegativeにアクセスします。


[Files]のタブをクリックします。ファイルの一覧が表示されます。


[EasyNegative.safetensors]のファイルの項目をクリックします。ファイルの詳細ページが表示されます。ページ内の[download]ボタンをクリックします。


EasyNegative.safetensors のファイルがダウンロードできました。

インストール: Stable Diffusion Web UIの場合

Stable Diffusion Web UIのプログラムを配置したディレクトリを開きます。embeddings ディレクトリを開きます。


Place Textual Inversion embeddings here.txtファイルが配置されています。このディレクトリに先ほどダウンロードした、EasyNegativeV2.safetensors EasyNegative.safetensors ファイルを配置します。


ファイルを配置できました。


以上でインストールは完了です。

動作確認

Stable Diffusion Web UIを起動し、Webブラウザでアクセスします。 EasyNegativeを利用する設定と、利用しない設定で画像を生成し、生成結果の画像を比較します。
モデルはConterfeit v3.0, サンプリングメソッドは Euler aを利用します。

生成結果は下図です。
比較すると、Easy Negativeありのほうが、描画の要素が多く、細かく密度が高めに描かれており、手が込んでいるように見えます。
全体の印象も、Easy Neative ありのほうがコントラスト差が大きく締りのあるカラーリングに見え、イラストとして見ごたえのある結果になりました。