ADetailer (After Detailer) をインストールする手順を紹介します。

概要

生成した画像の解像度感や精緻感を上げるAfter Detailerの拡張機能を導入します。

手順

After Detailerのインストール

Stable Diffusion Web UIを起動しWebブラウザでアクセスします。


上部のタブの[Extensions]をクリックします。下図の画面に切り替わります。


内部のタブの[Install from URL]をクリックします。下図の画面に切り替わります。


[URL for extension's fit repository]のテキストボックスに次のURLを入力します。


念のため https://github.com/Bing-su/adetailer のURLにアクセスして、リポジトリが存在しているかとアクセスができるかを確認します。


[Install]ボタンをクリックします。リポジトリからダウンロードされてインストールされます。
インストールが完了すると以下のメッセージが表示されます。


[Installed]タブをクリックして選択します。拡張機能の一覧が表示されています。一覧に "adetailer"が追加されていることを確認します。 確認後、[Apply and restart UI]ボタンをクリックしてUIを再起動します。

After Detailerのインストール確認

UIの再起動後Webブラウザでアクセスします。


[txt2img]のタブで左側のエリアの下部に[ADetailer]の枠が追加されていることを確認します。


[ADetailer]の枠をクリックすると、枠が展開され、下図の画面が表示されます。

After Detailerの利用

After Detailerの機能を利用します。
始めにイメージを生成します。今回は以下のプロンプトでイメージを生成しました。

画像が生成できました。生成された画像が変化しないようSeedの値を-1から、生成した画像のSeed値に変更します。



ページを下にスクロールし、左側の[ADetailer]の枠をクリックして開きます。



[ADetailer model]のドロップダウンリストボックスをクリックします。モデルの一覧がドロップダウンリストに表示されます。 今回は、デフォルトで選択されている[face_yolov8n.pt]を選択します。


[Enable ADetailer]のチェックボックスをクリックしてチェックをつけます。 [ADetailer prompt]のテキストボックスにプロンプトを入力します。 生成した元の画像から顔が自動検出されますので、検出した顔に対して変更したい内容をプロンプトに設定します。
今回は以下のプロンプトを入力します。


[Generate]ボタンをクリックして画像を生成します。下図の画像が生成されました。


背景やポーズは維持された状態で、表情が笑っている状態に変わりました。
(背景にいるほかの客までにっこにこなので、実用上はもう少し工夫が必要そうです。)


After Detailer を導入して動作確認できました。