ADetailer (After Detailer) で検出したエリアでスコアの高いエリアだけにAfter Detailerの効果を適用する - Stable Diffusion
After Detailerで検出したエリアでスコアの高いエリアだけにAfter Detailerの効果を適用する手順を紹介します。
概要
こちらの記事ではAfter Detailerを導入し、生成した画像の顔を検出して、顔の表情を変更する手順を紹介しました。
紹介した方法で表情は変更できましたが、変更したい対象の顔以外の顔にも効果が適用されてしまいました。
この記事では、After Detailerで検出したエリアでスコアの高いエリアだけにAfter Detailerの効果を適用し、メインのキャラクターの顔のみに
After Detailerの効果を適用する手順を紹介します。
準備
今回利用する元画像です。作成手順は
こちらの記事を参照してください。
こちらの記事に紹介している手順で、顔に"big laugh"を適用しました。
メインのキャラクタの表情が笑顔になりましたが、背景のお客さんまで笑ってしまっています。メインのキャラクターのみに"big laugh"を適用します。
手順
初めに、顔のエリアのスコアを確認します。
こちらの記事の手順で顔として認識されている領域とスコアを表示します。
結果は下図となりました。
0.8以上のスコアの領域に"big laugh"を適用すればメインキャラクターのみを笑顔にできることがわかります。
After Detailerの枠を表示します。
[Detection]セクションの"Detection model confidence threshold"のスライダーを捜査して0.72に設定します。
[Generate]ボタンをクリックして画像を生成しAfter Detailerを適用します。
下図の画像が出力できました。メインのキャラクターがにっこり笑っており、背景のキャラクターの表情は元画像のままです。
検出したエリアでスコアの高いエリアだけにAfter Detailerの効果を適用できました。
著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。
掲載日: 2023-06-15
改訂日: 2023-09-09