Stable Diffusion Web UI で LyCORIS モジュールを利用するための拡張機能 "a1111-sd-webui-lycoris" "a1111-sd-webui-locon" のインストール手順を紹介します。
LoRAモデル(LoRAファイル)を利用すると、Stable Diffusion に追加学習で様々な効果を適用できます。
生成画像に効果を適用できる同様の機能に、LyCORISモデルがあります。LoRAの後発の学習のアルゴリズムでより学習効果の高いモデルが生成できるとされています。
LyCORISモデルを作成する学習アルゴリズムには、LoCon, LoHa, (IA)^3, LoKR, DyLoRA がありますが、多くのLyCORISモデルの作成に、LoCon, LoHaが使われています。(2023年5月時点)
Stable Diffusion Web UI でRoRAモデルを利用する場合は、モデルのファイルを配置するだけで利用できますが、
LyCORISモデルを利用する場合は、追加の拡張機能 "a1111-sd-webui-lycoris" または "a1111-sd-webui-locon" をインストールする必要があります。
この記事では、"a1111-sd-webui-lycoris" "a1111-sd-webui-locon" をインストールする手順を紹介します。
"a1111-sd-webui-lycoris"のリポジトリのURL(https://github.com/KohakuBlueleaf/a1111-sd-webui-lycoris)を開きます。下図のページが表示されます。
リポジトリが存在していることを確認します。
同様に、"a1111-sd-webui-locon"のリポジトリのURL(https://github.com/KohakuBlueleaf/a1111-sd-webui-locon)を開きます。下図のページが表示されます。
リポジトリが存在していることを確認します。
Stable Diffusion Web UI を起動します。上部のタブの[Extensions]をクリックします。下図の画面が表示されます。
枠内のタブ[Install from URL]のタブをクリックします。下図の画面に切り替わります。
[URL for extensions's git repository]のテキストボックスに、以下の "a1111-sd-webui-locon"のURLを入力します。
https://github.com/KohakuBlueleaf/a1111-sd-webui-locon.git
[Install]ボタンをクリックします。
しばらくすると以下のメッセージが[Install]ボタンの下部に表示されます。
続いて、[URL for extensions's git repository]のテキストボックスに、以下の "a1111-sd-webui-lycoris"のURLを入力します。
https://github.com/KohakuBlueleaf/a1111-sd-webui-lycoris.git
[Install]ボタンをクリックします。
しばらくすると以下のメッセージが[Install]ボタンの下部に表示されます。
[Installed]タブをクリックします。一覧に "a1111-sd-webui-locon"と "a1111-sd-webui-lycoris"が追加されています。[Apply and restart UI]ボタンをクリックして、UIを再起動します。
以上で、 "a1111-sd-webui-lycoris" と "a1111-sd-webui-locon" のインストールは完了です。