正規表現置換を利用して末尾の特定の文字や文字列を置換、削除する - 正規表現
正規表現置換を利用して行末の特定の文字や文字列を置換、削除する式を紹介します。
末尾の文字や文字列を削除
文字列の末尾の特定の文字や文字列を削除する場合は、行末を表す
$
の表現を利用します。
置換パターン | 置換文字列 |
[削除したい文字、文字列]$ | (空) |
記述例
置換パターン | 置換文字列 | 処理内容 |
K$ | (空) | 末尾の"K"の文字を削除します。 |
0$ | (空) | 末尾の"0"の文字を削除します。 |
\.$ | (空) | 末尾の"."の文字を削除します。 |
$ | (空) | "の文字を削除します。 |
実行例
Penguins
Bear
Ducks
Dogs
Rabbit
Dolphins
次の置換パターンで処理します。
行の末尾に"s"の文字が削除できました。
Penguin
Bear
Duck
Dog
Rabbit
Dolphin
実行例:末尾のピリオドを削除
末尾のピリオドを削除する例です。
PenguinCookie.
CamelCaramel.
DuckSable
WhiteBearIcecream.
HawkFinancier.
次の置換パターンで処理します。
末尾のピリオドが削除できます。
PenguinCookie
CamelCaramel
DuckSable
WhiteBearIcecream
HawkFinancier
末尾の文字や文字列を削除(グループを利用する)
別の記述としてグループを利用する方法もあります。
文字列の末尾手前を
(.*)
グループで取り出し、置換パターンに
$1
を指定します。
置換パターン | 置換文字列 |
(.*)[削除したい文字、文字列]$ | $1 |
実行例
AK-300
CJ-50
PPQ-245
AAC-10000
KN-54
次の置換パターンで処理します。
行の末尾が"00"の文字を削除できました。
AK-3
CJ-50
PPQ-245
AAC-100
KN-54
末尾の文字や文字列を置換
末尾の文字、文字列を別の文字列に置換する場合は、削除と同様の式で置換パターンを設定します。
置換パターン | 置換文字列 |
[置換したい文字、文字列]$ | [置換後の文字、文字列] |
記述例
置換パターン | 置換文字列 | 処理内容 |
K$ | Q | 末尾の"K"の文字を"Q"に置換します。 |
60$ | AOK | 末尾の"60"の文字を"AOK"に置換します。 |
\.$ | , | 末尾の"."の文字を","に置換します。 |
\)$ | - | 末尾の")"の文字を"-"に置換します。 |
実行例
Penguin(ぺんぎん)
Bear(くま) OK
Dock(あひる)
Camel (らくだ) NG
Alpaca (あるぱか)
次の置換パターンで処理します。
行の文字列の末尾が ")" の文字に対して、"::OK" に置換できています。
Penguin(ぺんぎん::OK
Bear(くま) OK
Dock(あひる::OK
Camel (らくだ) NG
Alpaca (あるぱか::OK
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。