do whileループによる繰り返し処理 (do while文の利用) - PowerShell

PowerShellで繰り返し処理をする do while 文を紹介します。

書式

ループ条件式が真(条件を満たす)である場合にループを実行します。条件式を満たさなくなるとループを抜けます。

例

$value変数の値が 10以下である限りループしてメッセージを表示する例です。

コード

$value=0
do 
{
  $value++
  Write-Output ("count:"+$value)
}
while ($value -lt 10)

Write-Output ("Complete!")

解説

以下のコードでvalue変数に0を代入して初期化します。

$value=0

doループでvalueの値に1を加算し、value変数の値とメッセージを出力します。

do 
{
  $value++
  Write-Output ("count:"+$value)
}

whileの条件が真である限りループを続けます。valueの値が10より小さい場合にループを続行します。

while ($value -lt 10)

ループを抜けた場合は最後に "Complete!" のメッセージを表示します。

Write-Output ("Complete!")

実行結果

スクリプトを実行します。
下図の結果になります。while文の条件判定はループの処理前に判定されるため、value変数の値が9の場合はループが実行され、ループ内で1が加算され、 "count:10"の文字列が画面に表示されます。次のループでは、valueの値が10になるため、ループ処理は実行されず、"Complete!"の文字列が画面に表示されます。