PowerShellで配列を結合するコードを紹介します。
概要
2つの配列の内容をまとめて1つの配列に結合したい場合があります。
配列を結合するには
+
演算子を利用します。この記事では、演算子の書式や配列の処理のコードを紹介します。
書式
次の書式を利用します。
(配列変数 または 配列要素 1) + (配列変数 または 配列要素 2)
結合結果を代入する場合は以下の書式を利用します。
(結合結果を代入する配列変数) = (配列変数 または 配列要素 1) + (配列変数 または 配列要素 2)
配列に足しこんで結合する場合は以下の書式を利用します。
(結合結果の配列変数) += (配列変数 または 配列要素)
実装例
例1: 2つの配列の結合
コード
$array1 = "ぺんぎんクッキー", "らくだキャラメル", "しろくまアイス", "かるがもサブレ"
$array2 = "あるぱかカステラ", "しまうまバウムクーヘン", "かんがるータルト", "しろさい大福"
$array_c = $array1 + $array2
for ($i=0; $i -lt $array_c.Length; $i++){
Write-Output $array_c[$i]
}
解説
+
演算して2つの配列を結合します。
$array_c = $array1 + $array2
結合した配列の要素すべてをforループを利用してコンソールに表示します。
配列を結合したため、
$array1
$array2
2つの配列の要素が画面に出力されます。
for ($i=0; $i -lt $array_c.Length; $i++){
Write-Output $array_c[$i]
}
実行結果
実行結果は下図です。2つの配列の要素の値が画面に出力できています。
例2: 2つの配列の結合
コード
$array1 = "ぺんぎんクッキー", "らくだキャラメル", "しろくまアイス", "かるがもサブレ"
$array_c = $array1 + @("くじらケーキ", "あひるタルト", "ふくろうポテチ")
for ($i=0; $i -lt $array_c.Length; $i++){
Write-Output $array_c[$i]
}
解説
+
演算して2つの配列を結合しますが、一方は変数ではなく、配列の記述コードとしています。
$array_c = $array1 + @("くじらケーキ", "あひるタルト", "ふくろうポテチ")
実行結果
実行結果は下図です。
$array1
の要素に、"くじらケーキ", "あひるタルト", "ふくろうポテチ"が追加された値が画面に出力できています。
例3: 配列に足しこむ
コード
$array1 = "ぺんぎんクッキー", "らくだキャラメル", "しろくまアイス", "かるがもサブレ"
$array2 = "あるぱかカステラ", "しまうまバウムクーヘン", "かんがるータルト", "しろさい大福"
$array1 += $array2
for ($i=0; $i -lt $array1.Length; $i++){
Write-Output $array1[$i]
}
解説
$array1
に
$array2
の配列の要素を足しこむコードです。
$array1 += $array2
実行結果
実行結果は下図です。
$array1
に
$array2
が足しこまれ、2つの配列の要素の値が画面に出力できています。
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-05-02
改訂日: 2024-05-02
作成日: 2013-10-04