レイヤーマスクを利用する - レイヤーマスクを用いて画像を切り抜く - Photoshop
Photoshopでレイヤーマスクを利用して画像をマスクする(画像を切り抜く)手順を紹介します。
手順1
画像を開きます。画像がインデックスカラーになっている場合は、[イメージ]メニューの[モード]から[RGBカラー]を選択し、RGBカラーに変更します。(グレースケールや CMYKモードでも構いません。)
レイヤーウィンドウの下部のツールバーの左から3番目の[マスクを追加]ボタンをクリックして、レイヤーマスクを追加します。
または、[レイヤー]メニューの[レイヤーマスク]の[すべての領域を表示]メニューを選択します。
レイヤーマスクが作成されるとレイヤーウィンドウが下図の状態になります。レイヤーのプレビューの右隣にレイヤーマスクのプレビューが表示されます。
レイヤーマスクを描画対象として選択します。レイヤーの画像が描画対象として選択されている場合は下図左のレイヤー画像のプレビューに白枠がついています。レイヤーマスクのプレビュー画像を選択し、下図右のレイヤーマスクのプレビュー画像に白枠が表示されている状態にします。
レイヤーマスクへ描画をします。[楕円選択ツール]で円形の選択領域を作成します。
[選択範囲]メニューの[選択範囲の反転]を選択し、連宅領域を反転します。
選択領域が反転できました。
描画カラーを黒にします。(レイヤーマスクが描画対象として選択されている場合は、彩度のある色を選択しても、グレースケールカラーで選択色が設定されます。)
[編集]メニューの[塗りつぶし]を選択します。
[塗りつぶし]ダイアログが表示されます。[内容]セクションの[使用]コンボボックスの値を"描画色"に設定します。[合成]はデフォルトのパラメーター(描画モード:通常、不透明度:100%)とします。設定ができたら[OK]ボタンを押します。
選択部分である画像の外側部分のレイヤーマスクを黒で塗りつぶしました。レイヤーマスクを黒で塗りつぶすと透明度100%として処理されるため、背景が投下していることがわかります。
下に別のレイヤー画像を配置した場合の表示例です。
手順2 (星形に切り抜く)
切り抜かれる画像とは別にレイヤーを作成し、切り抜く形を描画します。今回は、[多角形ツール]で星形を描画しました。範囲が選択できればよいため、色は特に決めなくてもよいです。
[Ctrl]キーを押しながら、レイヤーウィンドウの星形を描画したレイヤーをクリックします。描画した星形部分が範囲選択されます。もしくは、[自動選択ツール]で星形の内部をクリックしてもよいです。または、後述する[選択範囲]メニューの[選択範囲を読み込む]でも可能です。
レイヤーウィンドウで切り抜かれる画像のレイヤーを選択します。
レイヤーウィンドウ下部のツールバーの左から3番目の[レイヤーマスクを追加]ボタンを押します。
選択範囲がある場合は、選択範囲を白で選択範囲外を黒で塗りつぶしたレイヤーマスクが新規作成されます。すぐにレイヤーの画像が切り抜かれて表示されます。
下のレイヤーに別の画像を表示させた状態の表示例です。
選択範囲の読み込み方法
先に紹介した選択範囲の読み込み方法ですが、[Ctrl]キーを押しながら、レイヤーウィンドウの星形を描画したレイヤーをクリックする以外に、[選択範囲]メニューの[選択範囲を読み込む]でも同様の操作ができます。
[選択範囲]メニューの[選択範囲を読み込む]を選択すると下図のダイアログボックスが表示されます。読み込むチャネルと選択範囲を指定すると、選択範囲を作成できます。
レイヤーマスクを使って画像を切り抜くことができました。
著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。