Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法

Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する手順を紹介します。

事前準備:データの用意

散布図を作成するデータを準備します。 今回は以下のデータを利用します。
xyclass
0.550.371
0.310.011
0.370.930
0.620.790
0.340.151
0.60.281
0.780.561
0.360.221
0.050.590
0.70.281
0.360.910
0.340.690
0.110.041
0.390.450
0.470.161
0.130.20
0.520.590
0.440.850
0.120.740
0.890.960
0.370.420
0.880.31
0.370.620
0.060.270
0.190.990
0.310.720
0.450.690
0.660.251
0.980.811
0.80.041

Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像1

手順

上記のデータで散布図を作成しますが、class の値が 0 のデータと 1 のデータのマーカーを変更して表示したいです。

表のタイトルの行を選択します。ツールリボンの[ホーム]のタブをクリックしツールリボンの[編集]セクション内の [並べ替えとフィルター]ボタンをクリックします。下図のドロップダウンメニューが表示されますので。[フィルター]の項目をクリックします。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像2
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像3

フィルターが作成され、表のタイトル部のセルの右側にドロップダウンメニューのボタンが表示されます。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像4

classの値順にソートします。[class]列のセルの右側のボタンをクリックします。下図のドロップダウンウィンドウが表示されます。 ウィンドウ上部の[昇順]の項目をクリックし、classの値の昇順でソートします。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像5

列がソートできました。class の値が1の行は下側にまとまりました。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像6

y列の右に新しい列を挿入します。ツールリボンの[ホーム]のタブの[セル]のセクションの[挿入]ボタンをクリックします。 ドロップダウンメニューが表示されますので、[シートの列を挿入]の項目をクリックします。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像7

y列とclass列の間に列が挿入できました。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像8

classの値が1の行のyの値をコピーし、先ほど挿入した新しい列にペーストして、 classの値が1のyの値を移動します。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像9

追加した行の見出しのセルに y1 の文字を入力して名称を設定します。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像10

x,y,y1 のセルを範囲選択で選択します。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像11

ツールリボンの[挿入]タブをクリックし、[グラフ]セクションの[散布図またはバブルチャートの挿入]ボタンをクリックします。 下図のドロップダウンメニューが表示されます。ドロップダウンメニューの左上の[散布図]のボタンをクリックして、散布図を挿入します。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像12

散布図が挿入できました。2色のマーカーで散布図のドットが表現されています。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像13

classの値が0のyの列の値は青色のドットで、classの値が1のy1列の値はオレンジ色で描画されています。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像14

手順: 表を2つにする場合

下図のように表が2つに分かれている場合の散布図の作成手順を紹介します。
x1 y1 class x2 y2 class
0.550.371 0.370.930
0.310.011 0.620.790
0.340.151 0.050.590
0.60.281 0.360.910
0.780.561 0.340.690
0.360.221 0.390.450
0.70.281 0.130.20
0.110.041 0.520.590
0.470.161 0.440.850
0.880.31 0.120.740
0.660.251 0.890.960
0.980.811 0.370.420
0.80.041 0.370.620
0.060.270
0.190.990
0.310.720
0.450.690
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像15

1つの表(左側の表)のx1,y1の値を選択します。値の選択後に[挿入]タブをクリックし、 [グラフ]セクションの[散布図またはバブルチャートの挿入]ボタンをクリックします。 下図のドロップダウンメニューが表示されますので、ドロップダウンメニューの左上の [散布図]のボタンをクリックして、散布図を挿入します。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像16

散布図が挿入できました。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像17

散布図をクリックして選択し、グラフ内部で右クリックします。下図のポップアップメニューが表示されます。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像18

メニューの[データの選択]の項目をクリックします。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像19

[データソースの選択]ダイアログが表示されます。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像20

左側の[凡例項目(系列)]の枠の[追加]ボタンをクリックします。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像21

新しい系列が作成され、下図の[系列の編集]ダイアログが表示されます。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像22

ダイアログの一番上の[系列名]のボックスをクリックします。シートの 'y2' の項目をクリックして選択し、系列名に設定します。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像23

2番目の[系列 X の値]のボックスは、x2の列の値を選択します。下図の例では =Sheet1!$F$3:$F$19 を入力またはセルを範囲選択して設定します。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像24

3番目の[系列 Y の値]のボックスは、y2の列の値を選択します。下図の例では =Sheet1!$G$3:$G$19 を入力またはセルを範囲選択して設定します。
設定ができたら[OK]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像25

[データソースの選択]ダイアログボックスに戻ります。[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像26

Excelのシートに戻ると、散布図にもう一つの系列のデータが追加されていることが確認できます。
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像27
Excelの散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色や形状を変更する方法:画像28

散布図グラフで項目の種別ごとにマーカーの色を変えて表示できました。
AuthorPortraitAlt
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
作成日: 2021-12-31
改訂日: 2023-12-22
Copyright © 1995–2025 iPentec all rights reserverd.