NEC Express 5800 GT110dを購入しましたのでレビューします。

購入のきっかけ

interjapan社にて評価用のサーバーを購入しましたので、便乗してレビューをさせていただきました。NTT-Xストアで購入したとのことです。(\22,000-)

梱包・外観

梱包は下図の通りです。


ふたを開けるとマウスやキーボードなどの小物が入った箱が見えます。


小物の箱を取り出すと仕切りがあります。


仕切りの下にサーバー本体が納められています。


サーバー本体は水色のビニール袋で梱包されています。それなりの重量がありますが、持ちやすく梱包されているため、箱から取り出すのは比較的容易です。


付属品は下図の通りです。GT110bはPS2のキーボードとマウスが付属していましたが、キーボード、マウスはUSB接続になっています。また、シリアルATAケーブルが3本付属しています。


正面は下図の通りです。色が白いため軽薄そうに見えますが、思った以上に質感は良いです。


フロントベイを開けた状態が下図です。Express 5800 GT110bではDVDドライブは5インチのものでしたが、ドライブがスリムタイプのものに変わっています。


背面は下図になります。Express 5800 GT110bと異なり、キーボード、マウスのPS2端子が無くなりました。また、LANポートが2ポート標準装備となっています。


背面の向かって右側にあるビス2本を緩め側板を手前(後方)に向かってスライドさせると側板が取り外せます。内部は下図の通りです。HDDが1台、メモリが1本標準で装備されています。

電源投入

電源プラグに接続した直後はパワーLEDがオレンジ色になります。この間は電源投入できませんでした。しばらくするとオレンジのランプが消えますので、その後パワースイッチを押下すると電源を投入できます。

non-ECC メモリでの動作

CPUがCeleron G530 の場合ではnon-ECCメモリに取り換えた場合、電源投入後ビープ音が鳴り起動できませんでした。他のCPUに交換した場合の動作は未検証です。

最近はECCメモリも比較的安価になってきたため、ECCメモリを導入するのもよいかもしれません。

• Transcend PC3-10600 4GB ECC DIMM TS512MLK72V3N
• Transcend DDR3-1333 ECC-DIMM 2GB TS256MLK72V3N

RAID

RAIDを有効にするには本体のジャンパースイッチを切り替える必要があります。RAIDはEmbedded MegaRAIDです。

CPU交換

CPUの交換を試してみました。

Xeon E3-1220 の場合

交換後動作しますが、BIOS POSTエラーが表示されます。(C301. SDR mismatch error.)
BIOSの設定でPOSTエラーで停止する設定を無効にするとエラーは表示されますが、確認の"F1"キーを押さずに起動できるようになります。

"C301. SDR mismatch error."を表示させたくない場合は、SDRのファームウェアをアップデートすることでエラーが表示されなくなります。手順についてはこちらの記事を参照してください。

Xeon E3-1220 v2 の場合

ビープ音が鳴り起動できません。

まとめ

外観やデザインは、Express 5800 GT110bから大きくは変わっていません。PS2端子が廃止、LANポートが2ポートになるなど、以前のモデルから着実にスペックアップしています。