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Outlook のIMAPのデータディレクトリを変更する

Outlook のデータディレクトリを変更する手順を紹介します。

概要

Outlook のIMAPのデータディレクトリは、デフォルトでは C:\Users\(UserName)\AppData\Local\Microsoft\Outlook ディレクトリ内に".ost"ファイルが作成されます。OutlookのUIではこのファイルは移動できず、ファイルを別のディレクトリに移動してもファイルが新たに作成され、場所の変更はできません。この記事では、IMAPのデータディレクトリを移動させる方法に関して紹介します。

方針

ファイルの位置は変更できないため、C:\Users\(UserName)\AppData\Local\Microsoft\Outlook ディレクトリが別のディレクトリを参照するように、シンボリックリンクを作成する方針とします。

手順

エクスプローラで C:\Users\(UserName)\AppData\Local\Microsoft\ ディレクトリを開きます。
ディレクトリ内の Outlook ディレクトリの名称を変更します。今回の例では "Outlook-org" に変更します。
管理者としてコマンド プロンプトを起動します。コマンド入力画面で下記コマンドを入力します。
mklink /D "C:\Users\(UserName)\AppData\Local\Microsoft\Outlook" "d:\Outlook"
シンボリックリンクが作成されます。シンボリックリンクの参照先のディレクトリに、Outlook-org のファイルをコピーします。
Outlookを起動し、エラーなどが発生しないことを確認します。

著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-21
作成日: 2017-08-28
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