Office Sciripts でセルのテキストを設定するコードを紹介します。
概要
Office Scriptsでセルのテキストを変更します。
セルのテキストを設定する場合は、ExcelScript.RangeオブジェクトのsetValueメソッドを利用します。
書式
(EcelfScript.Rangeオブジェクト).setCalue([セルに設定するテキスト]);
コード
Office スクリプトを作成し以下のコードを記述します。
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
let sheet:ExcelScript.Worksheet = workbook.getWorksheets()[0];
sheet.getRange("D2").setValue("かるがもサブレ");
}
解説
シートオブジェクトを取得します。
[0]
を指定しているため、一番最初のシートオブジェクト(ExcelScripts.WorkSheet)をsheet変数に代入します。
let sheet:ExcelScript.Worksheet = workbook.getWorksheets()[0];
ExcelScripts.WorkSheetオブジェクトのgetRangeメソッドを呼び出し、ExcelScript.Rangeオブジェクトを取得します。
getRangeメソッドの引数に取得するセルの範囲を与えます。今回のコードでは "D2" を与えていますので、D2セルのみがExcelScripts.Rangeオブジェクトで取得されます。
ExcelScripts.Rangeオブジェクトの setValue()メソッドを呼び出し、Rangeオブジェクトのセルのテキスト値を設定します。設定するテキストをsetValueメソッドの引数に与えます。
今回のコードでは「かるがもサブレ」の文字列をセルに挿入します。
sheet.getRange("D2").setValue("かるがもサブレ");
実行結果
上記のコードのOfficeスクリプトを作成します。
スクリプトを実行します。D2 セルに「かるがもサブレ」の文字列が表示されます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-20
作成日: 2022-12-03