空白や指定した文字を除外してセルの文字数をカウントする手順を紹介します。
概要
こちらの記事では、セルの文字数をカウントする方法を紹介しました。
セルの文字に空白が含まれる場合に空白を除外して文字数をカウントしたい場合があります。この記事では、
セルの文字の空白を除外して文字数をカウントする方法、または、指定した文字を除外してカウントする手順を紹介します。
方針
セルの文字列に対して、置換処理を実行し指定された文字を空文字に置換して、その後に文字列の長さを求めます。
準備
B2セルに文字列を入力します。今回は例として "Penguin ホップ ステップ ジャンプ" の文字列を入力しました。半角のスペースが3か所あります。
LEN()関数と、LENB()関数で空白文字を入れた長さを求めてみます。文字数が21文字、バイト数で32バイトであることが確認できます。
手順
C2セルに次の数式を入力します。
SUBSTITUTE 関数でB2セルの文字列を置換します。置換対象の文字列が第二引数、置換後の文字列を第三引数に与えます。
今回の場合は、第二引数が " " 空白文字、第三引数が "" 空文字、となっていますので、空白文字が削除される動作になります。
なお、SUBSTITUTE関数の詳細については
こちらの記事を参照してください。
=LEN(SUBSTITUTE(B2," ",""))
入力を確定すると、C2セルに 18 の値が表示されます。空白ありの場合の文字数が21文字でしたので、3文字少ない18文字で合っています。
同様にバイト数を求める場合は、下記の数式となります。
=LENB(SUBSTITUTE(B2," ",""))
29バイトの表示となります。空白文字ありの場合が32バイトでしたので、こちらも合っています。
参考:ほかの文字を除外する場合
SUBSTITUTE() 関数の第二引数の文字列を変更すると、ほかの文字を除外できます。以下は "," を文字数カウントから除外する例です。
=LEN(SUBSTITUTE(B2,",",""))
カンマを除外して文字数を数えることができました。
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-01-22
作成日: 2021-05-05