ExcelでCOUNTIF()関数を利用して、リストを比較し両方のリストに含まれる項目を抜き出す手順を紹介します。
COUNTIF() 関数の書式
セルの範囲内のセルの値と、検索する値が一致したセルの個数を戻り値として返します。
手順
下図の2つのリスト(List A, List B)を準備します。今回の例では、List AはB列に、List BはF列に入力します。今回は、List Aにおいて、List AとList Bの両方に含まれる項目を抜き出す処理をします。
List Aの一番上の項目の隣のセルであるC3セルにに以下の数式を入力します。
数式の意味は、B3セルの値が、F3:F5のセル範囲内に存在すれば存在した個数を返します。F3:F5のセル範囲内に存在しない場合は、0を返します。
B3セルの値"ペンギン"はF3:F5のセル範囲にはないため、"0"の値が表示されます。
C3セルをコピーしてC行のセルに貼り付けます。List Bに含まれる項目には"1"が表示されます。
C列の値でソートすると、List AとList Bの両方に含まれる項目を抜き出せます。
注意
この方法を利用した場合、リストの個数が増えると処理に非常に長い時間がかかるため、注意が必要です。
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-01-20
作成日: 2016-06-01