関数を利用して小数点以下の桁数を揃える - 小数点を指定した桁数で丸める - Excel

Excelで関数を利用して小数点以下の桁数を揃える手順を紹介します。

事前準備

下図の表を準備します。


12.4588
1.259871
3.4422
8.9965
0.25308045
6.487

指定した桁数で切り捨てる場合

2桁で切り捨てる場合の例です。C3セルに次の数式を入力します。
2桁で切り捨てるため、FLOORの第二引数には 0.01 を与えます。
=FLOOR.MATH(B3,0.01)
または
=FLOOR(B3,0.01)



数式を確定すると、B3セルの値を小数点以下2桁で切り捨てた値がC3セルに表示されます。


C3セルをコピーし、C4からC8セルに貼り付けます。C列にB列の数値を小数点以下2桁で揃えた値を表示できました。

指定した桁数で切り上げる場合

2桁で切り上げる場合の例です。C3セルに次の数式を入力します。
2桁で切り捨てるため、CEILINGの第二引数には 0.01 を与えます。
=CEILING.MATH(B3,0.01)
または
=CEILING(B3,0.01)


数式を確定すると、B3セルの値を小数点以下2桁で切り上げた値がC3セルに表示されます。


C3セルをコピーし、C4からC8セルに貼り付けます。小数点以下2桁で切り上げていますが、C6セルは小数点以下が"00"となるため、省略されて表示されていません。


[セルの書式設定]ダイアログを表示し、小数点以下の桁数の値を"2"に設定します。


設定後、C6セルの値も小数点以下2桁表示できました。C列にB列の数値を小数点以下2桁で揃えた値を表示できました。

指定した桁数で四捨五入する場合

四捨五入する場合はROUND関数を利用します。ROUND関数の詳細はこちらの記事を参照してください。

C3セルに次の数式を入力します。
2桁で切り捨てるため、ROUND関数の第二引数には 2 を与えます。先のFLOOR、CEILINGは基準値の数値を与えましたがROUND関数は桁数を与えます。
=ROUND(B3,2)


数式を確定すると、B3セルの値を小数点以下2桁で四捨五入した値がC3セルに表示されます。


C3セルをコピーし、C4からC8セルに貼り付けます。 C6セルは小数点以下2桁で四捨五入しますが、切り上げとなり、小数点以下が"00"となるため、省略されて表示されていません。


先の例と同様に[セルの書式設定]ダイアログを表示し、小数点以下の桁数の値を"2"に設定します。 設定後、C6セルの値も小数点以下2桁表示できました。C列にB列の数値を小数点以下2桁で揃えた値を表示できました。


著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-03-17
作成日: 2024-03-17
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