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LibUsbDotNetのコンパイル

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LibUsbDotNetのコンパイルの手順を紹介します。

手順

LibUsbDotNetのインストールができましたら、ライブラリをビルドします。ライブラリのコードはデフォルトでは 以下のパスにありますが、この位置は管理者権でしか操作ができない処理があるため、コードを別の位置にコピーしておいたほうがよいでしょう。
 c:\Program Files\LibUsbDotNet\Src
LibUsbDotNetのコンパイル:画像1

別の作業ディレクトリにSrcディレクトリ以下のコードをコピーし、LibUsbDotNet.sln ファイルを開きます。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像2

今回はVisual Studio 2010を使ってビルドします。LibUsbDotNet.sln ファイルを開くとVisual Studio変換ウィザードが起動します。[次へ]ボタンをクリックします。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像3

変換準備完了のメッセージが表示されます。[完了]ボタンをクリックします。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像4

変換の完了メッセージが表示され、slnファイルの変換ができました。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像5

変換完了後、さっそくビルドしてみます。が、下図の「名前空間'Test_Info.Properties'に'Resources'の定義が既に含まれています。」エラーが発生してしまいます。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像6

このエラーが出る原因はソリューション/プロジェクトの変換時に、Resources.Designer.csとSettings.Designer.csが2つできてしまうことが原因のようです。下図のResources.Designer.csとResources1.Designer.cs、Settings.Designer.csとSettings1.Designer.csです。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像7

Resources.Designer.csとSettings.Designer.csファイルを1つにします。まず、Resources.Designer.csファイルを削除します。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像8

次にResources1.Designer.csをResources.Designer.csにリネームします。ソリューションエクスプローラからはリネームできない場合があるので、その場合はファイルを開き[別名で保存]で名前を変えて保存します
LibUsbDotNetのコンパイル:画像9

Test_DeviceNotifyプロジェクトもResources.Designer.csとSettings.Designer.csが2つあるのでこちらも先ほどと同じ手順で修正します。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像10

BenchmarkプロジェクトもResources.Designer.csとSettings.Designer.csが2つあるのでこちらも先ほどと同じ手順で修正します。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像11

Test_BulkプロジェクトもResources.Designer.csとSettings.Designer.csが2つあるのでこちらも先ほどと同じ手順で修正します。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像12

修正した後、リビルドをすると正しくビルドできます。
LibUsbDotNetのコンパイル:画像13
AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2010-10-04
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