JSONでの文字のエスケープ ・ 値に「"」, 「 \」 を含める場合の記述方法
JSONでのエスケープについて紹介します。
概要
JSONに
"
\
を含める場合には、エスケープの記述をします。
JSONでは以下の文字を値にとる場合はエスケープする必要があります。
エスケープが必要な文字 / エスケープでの文字の表現方法
エスケープ表記 | 元の文字 | 説明 |
\" | " | ダブルクォーテーション |
\\ | \ | バックスラッシュ |
\/ | / | スラッシュ |
\b | | バックスペース |
\f | | 改ページ |
\n | | キャリジリターン(改行) |
\r | | ラインフィード |
\t | | タブ |
\uXXXX | | 4桁の16進数で表記されたUnicode文字 |
実際のプログラムで使われるのは
\"
\\
\n
\r
\t
が多いです。
補足
/
はエスケープしなくても動作するJSONファイルがあります。
コード例
例1
"/"はエスケープ処理し"\/"と記述します。
{
"url":"http:\/\/www.ipentec.com"
}
例2
改行コードは "\r\n" とします。
{
"memoe":"複数行の\r\nテキストの\r\nサンプルです。\r\n"
}
例3
""" は "\"" にエスケープします。
{
"tag":"<img src=\"image01.jpg\"\/>"
}
例4
"\" は "\\" にエスケープします。
{
"Path": "C:\\Windows\\notepad.exe"
}
このページのキーワード
- JSON エスケープ
- JSON " 表記
- JSON \ 表記
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用