Panasonic Let’s Note CF-B10 / CF-B11 のメモリを交換して16GBにする (オンボードメモリの交換)

Panasonic Let’s Note CF-B10のメモリを増設します。が、最近は8GBのDDR3が安価になってきたため、内蔵メモリの交換+メモリの増設をして16GBにメモリを増設してみます。

補足

Panasonic Let’s Note CF-B11 でも同様の構造のため同じ手順でメモリの交換ができるようです。(未検証)

メモリ

今回はCFDの8GBメモリ2枚セットを使いました。

Amazonでも購入できます。

交換手順

Panasonic Let’s Note CF-B10の底面です。右下のふたのある部分がメモリ増設口です。


メモリ増設口のねじを外すとふたが外れます。ねじが若干固いので注意してねじを回します。ねじ山をつぶさないようにします。ドライバー(PB SWISSTOOLS 1121-0-65)を用いました。


ふたを外した状態が下図です。増設メモリ用のスロットが見えます。その下に1枚目のオンボードのメモリが見えます。


メモリと本体ケースの間にわずかに隙間がありますので、オンボードのメモリも交換できそうです。


オンボードのメモリのスロットの左右の留め金(ラッチ)を外します。ラッチを外すとメモリが上に跳ね上がります。ラッチを外しメモリが跳ね上がった状態が下図です。


メモリのスロットに張り付いているシートを外します。続いてメモリを外します。メモリはピンセットの先をメモリチップに引っ掛けるようにして、奥に押し出すと簡単に外れます。(下図参照)

メモリを取り外す際のピンセットは以下(HOZAN P-878)を使いました。先がとがっていないピンセットのため部品を傷つけずに作業できます。


ピンセットを使い外したメモリを取り出します。隙間が狭いためメモリモジュールを引っ掛けないようにして、慎重に取り出します。


増設するメモリを用意します。


ピンセットを使って下図の位置にメモリモジュールを移動させます。メモリモジュールがメモリスロットのラッチの下にならないように注意してください。


メモリモジュールの下部の左右に穴が開いていますので、穴にピンセットの先端を差し込み手前に引っ張りメモリスロットにメモリモジュールを差し込みます。左右同時に引っ張るとかなりの力が必要ですので、まず右側をメモリスロットに差し込み、その後右側をおさえながら左側を引っ張ると簡単にスロットに差し込めます。
ピンセットは先のとがっているピンセットを用いました。

メモリをメモリスロットに差し込んだ状態が下図です。


メモリモジュールを下に押し固定します。ラッチがメモリモジュールのくぼみにはまっていることを確認してください。


2枚目のメモリを取り付けます。


2枚目のメモリは手で簡単にスロットに取り付けられます。


スロットに取り付け後メモリモジュールを下に押し下げます。ラッチがメモリモジュールの窪みにはまっていることを確認してください。


最後にふたを閉めて完成です。


以上でメモリの増設は完了です。

起動時にF2を押してBIOS画面を表示しメモリ搭載量を確認します。無事16GB認識されています。


Windowsを起動しメモリ量を確認します。こちらも16GB認識されています。


補足

隙間が少なく、メモリをスロットに差し込む際に手が入らないため、工具は必須になります。ピンセットなどの工具を用意してから作業することをお勧めします。

注意

本体などを破損した場合は保証範囲外となる可能性があるため十分注意してください。

著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2011-12-06
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