HPE ProLiant ML30 Gen9 で SATA AHCI を有効にする (Dynamic Smartアレイの無効化)

HPE ProLiant ML30 Gen9 で SATA AHCI を有効にする手順を紹介します。

概要

ML30ではUEFIの起動モードがサポートされたため、起動ディスクに2TB以上のディスクを利用できます。しかし、Dynamic Smartアレイを利用している場合は、Dynamic Smartアレイの起動ドライブは2TB以下でないと認識できません。今回は、Dynamic Smartアレイを使用せずに、SATA AHCIを有効にし、2TBを超えるディスクを起動ドライブにする方法でサーバーを構築します。
補足
Dynamic Smartアレイを利用して、2TB以上のディスクを2TBと残りのボリュームに分けて利用する方法もあります。Dynamic Smartアレイを利用する場合の手順はこちらの記事を参照してください。

手順

ML30の電源をONにします。下図の画面が表示されます。


メモリチェック等が完了すると、下図の画面が表示されます。[F9]キーを押して、System Utilitiesの画面を表示します。


System Utilitiesのメニューが表示されます。今回は既に設定を変更したため、画面が日本語表示になっています。メニューの言語を変更する手順についてはこちらの記事を参照してください。
メニューの一番上の[システム構成]を選択し[Enter]キーを押します。


[System Configuration]メニューが表示されます。メニューの一番上の[BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)]メニューを選択し[Enter]キーを押します。


[BIOS/Platform Configuration (RBSU)]の画面が表示されます。メニューの[システムオプション]を選択します。


[システムオプション]メニューが表示されます。


メニュの[SATAコントローラオプション]を選択し、[Enter]キーを押します。


[SATAコントローラオプション]の画面が表示されます。一覧から[内臓SATA構成]を選択し、[Enter]キーを押します。


設定を変更するとデータが失われる旨の警告ダイアログが表示されます。[Enter]キーを押して続行します。


[内臓SATA構成]の選択ダイアログが表示されます。今回は[SATA ACHIサポートを有効]を選択します。


[内臓SATA構成]が[SATA ACHIサポートを有効]に変更できました。


設定変更後[F10]キーを押して設定内容を保存します。

UEFIブートの確認

UEFIブートモードであることを確認します。[BIOS/プラットフォーム構成(RBSU)]メニュー画面を表示します。メニューの[ブートオプション]を選択し、[Enter]キーを押します。


[ブートオプション]画面が表示されます。[ブートモード]が[UEFIモード]になっていることを確認します。


著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2016-03-31
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