C#での変数の宣言、代入、参照するための書式やコードを紹介します。
書式
宣言
変数宣言は下記の書式を利用します。
(型名) (変数名);
変数の宣言と同時に初期値を代入する書式も利用できます。
(型名) (変数名)=(代入する値);
また、カンマで区切ることで複数の変数を宣言できます。
(型名) (変数名1), (変数名2), (変数名3), .... (変数名n);
(型名) (変数名1)=(代入する値), (変数名2)=(代入する値), (変数名3)=(代入する値), .... (変数名n)=(代入する値);
代入
変数への値の代入は下記の書式を利用します。
代入は"="演算子を利用します。左辺に代入される変数名、右辺に代入する値を記述します。
(変数名) = (代入する値);
参照
参照は変数名を記述します。
(変数名)
記述例
int型の変数 a を宣言します。
int a;
double型の変数 value を宣言し、初期値として125.45を代入します。
double value=125.45;
int型の変数 x,y を宣言し、初期値としてxに8、yに4を代入します。
int x, y;
x=8;
y=4;
string型の変数textを宣言し、"あいうえお"をtext変数に代入します。
string text;
text = "あいうえお";
プログラム例
コンソール アプリを作成します。
コード
下記のコードを記述します。
using System;
namespace SimpleVariableDemo
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
int a;
a = 23;
Console.WriteLine(a);
Console.ReadLine();
}
}
}
解説
int型の変数 a を宣言します。
int a;
変数aに23を代入します。
a = 23;
変数aを参照して画面に変数aの値を表示します。
Console.WriteLine(a);
コンソールアプリをデバッガ経由で実行した場合、アプリケーションが終了すると、コンソールウィンドウが閉じてしまうため、ReadLine()メソッドを呼び出して入力待ち状態にしてアプリケーションが終了しないようにします。
Console.ReadLine();
実行結果
上記のプロジェクトを実行します。コンソールウィンドウが表示され、下図の実行結果が表示されます。画面に"23"が表示されていることが確認できます。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2017-12-20
作成日: 2017-12-19