TextBoxに対して削除の操作をコードから実行する
TextBoxで選択された文章をコードから削除する方法を紹介します。
UI
下図のUIを作成します。TextBoxとButtonを配置します。TextBoxのMultilineプロパティを"True"に設定します。
コード
下記のコードを記述します。button1のClickイベントハンドラを実装します。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Windows.Forms;
namespace TextBoxOperationFromCode
{
public partial class FormMain : Form
{
public FormMain()
{
InitializeComponent();
}
private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
textBox1.SelectedText = "";
}
}
}
解説
TextBoxのSelectedTextプロパティを""(空文字)にすることで選択範囲の文字を削除できます。Cutメソッドの呼び出しと異なり削除した文字はクリップボードにコピーされません。
実行結果
プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。
テキストボックスに文字を入力します。今回は下図の文章を入力しました。
テキストボックス上でドラッグし文章の一部を選択します。
[button1]をクリックします。選択された部分が削除されました。
メモ帳を開き、右クリックでポップアップメニューを表示します。[貼り付け]メニューがグレーアウトしています。[切り取り]とは異なり削除された部分がクリップボードにコピーされていないことが分かります。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用