書式指定文字列の形式 - C#

書式指定文字列の形式を紹介します。

書式: string.Formatのプレースメント

string.Format() メソッドで利用するプレースメントは次の書式になります。
{[index]:[書式指定子]}

記述例: string.Formatのプレースメント

0:d
2:C

書式指定子

書式指定子は以下の値があります。
書式指定子 型の名称 説明 記述例
"D" "d" 10進数 (Decimal) 10進数の整数を表します。書式指定子の直後の数値は、最小の桁数になります。 "D" "D8"
"E" "e" 指数 指数表記を表します。書式指定子の直後の数値は、小数部の桁数になります。数値を記述しない場合は6桁の表示となります。 "E" "e2"
"F" "f" 固定小数点 指数表記を表します。書式指定子の直後の数値は、小数部の桁数になります。数値を記述しない場合はNumberFormatInfo.NumberDecimalDigits プロパティで設定された桁数の表示となります。 "F" "f4"
"G" "g" 数値全般 固定小数点または指数表記を表します。書式指定子の直後の数値は、有効な桁数になります。 "g" "g8"
"N" "n" 数値 整数または小数を表します。桁区切り記号を含みます。書式指定子の直後の数値は、小数部の桁数になります。 "N" "N2"
"X" "x" 16進数 16進数文字列を表します。書式指定子の直後の数値は、桁数になります。 "X" "X8"
"C" "c" 通貨 通貨を表します。書式指定子の直後の数値は、小数部の桁数になります。 "c" "c3"
"P" "p" パーセント パーセント数を表します。(0.1が10%となります。) 書式指定子の直後の数値は、小数部の桁数になります。 "P" "p1"
"R" "r" ラウンドトリップ ラウンドトリップ可能な文字列を表します。主な用途ではBigIntegerを文字列として表示する場合に使われます。 "R" "r"

書式指定子:カスタム

書式指定子は上記以外にカスタムの書式指定子があります。
書式指定子 型の名称 説明 記述例
"0" ゼロプレースホルダー 数値の桁を表します。対応する数値がない場合は 0 で表現されます。 "0000" "00"
"#" 桁プレースホルダー 数値の桁を表します。対応する数値がない場合は表示されません。 "######" "###"
"." 小数点 小数点の位置を表します。 "00.0" "0.####"
"," 桁区切り 桁区切りのカンマを表します。 "##,#"
"%" パーセントプレースホルダー パーセントを表します。元の数値の100倍の値となります。 "%#0.00" "#0.0%"
"‰" パーミルプレースホルダー パーミルを表します。元の数値の1,000倍の値となります。 "#0.00‰"
"E0" "E+0" "E-0" 指数表記 指数表記を表します。 "0.0e+00"
"\" エスケープ文字 プレースホルダーとしてではなく、通常の文字として表現したい場合のエスケープ記号です。 "\###00\#" "###0 \data"
"'" リテラル文字列 プレースホルダーとしてではなく、通常の文字列を表します。 "# 'degrees'"
";" セクション区切り セクションを定義します。

実装例


著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2023-04-01
作成日: 2023-03-26
iPentec all rights reserverd.