ASP.NET 7 アプリケーションを IIS Webサーバーに配置する手順を紹介します。
事前準備:ASP.NET Core 7 アプリケーションの作成
ASP.NET Core 7のアプリケーションを作成します。今回はシンプルなRazor Pagesのアプリケーションを作成します。
Program.csにRazorPagesのルーティングのコードを記述します。
var builder = WebApplication.CreateBuilder(args);
builder.Services.AddRazorPages();
var app = builder.Build();
app.UseRouting();
app.MapRazorPages();
app.Run();
Razor Pageを/Pagesディレクトリ内に作成します。
@page
@model SimpleRazorPagesDotNet7.Pages.IndexModel
@{
}
<html>
<head>
</head>
<body>
<p>Hello ASP.NET Core 7 Razor Pages World!</p>
</body>
</html>
using Microsoft.AspNetCore.Mvc;
using Microsoft.AspNetCore.Mvc.RazorPages;
namespace SimpleRazorPagesDotNet7.Pages
{
public class IndexModel : PageModel
{
public void OnGet()
{
}
}
}
Webアプリケーションを実行します。アプリケーションルートのURLにアクセスすると、
下図の"Hello ASP.NET Core 7 Razor Pages World!" のメッセージが表示されたページが表示されます。
事前準備:サーバー
IISのインストール
IISのWebサーバーを準備します。IISのインストールは
こちらの記事を参照してください。
ASP.NET Core 7 Windows Hosting Bundleのインストール
IISをインストールしたWebサーバーに ASP.NET Cpre 7 Windows Hosting Bundleをインストールします。
インストールの手順は
こちらの記事を参照してください。
配置手順
アプリケーションの発行
作成したアプリケーションをWebサーバー配置用に発行します。
今回はフォルダーに発行します。具体的な手順は
こちらの記事を参照してください。
サーバーへの配置
発行されたフォルダのファイルをサーバーのWebサイトのディレクトリに配置します。
アプリケーションプールの作成
.NET Core のWebアプリケーションの場合アプリケーションごとにアプリケーションプールを作成する必要があります。
配置したWebアプリケーション用のアプリケーションプールを作成します。アプリケーションプールの作成手順は
こちらの記事を参照してください。
アプリケーションの準備
Webアプリケーションを配置したディレクトリをアプリケーションのディレクトリに変換します。
インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャー を起動し、アプリケーションを配置したディレクトリを選択します。
右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューの[アプリケーションへの変換]の項目をクリックします。
[アプリケーションの追加]ダイアログが表示されます。アプリケーションプールをこのWebアプリ用のアプリケーションプールに変更します。
[アプリケーションプール]の[選択]ボタンをクリックします。
[アプリケーションプールの選択]ダイアログが表示されます。[アプリケーション プール]のドロップダウンリストボックスをクリックしてリストから
先ほど作成した、このアプリケーション用のアプリケーションプールを選択します。
アプリケーションプールが選択できましたら、[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
アプリケーションの追加ダイアログに戻り、アプリケーションプールの設定が変わっていることを確認し、[OK]ボタンをクリックして、ダイアログを閉じます。
インターネット インフォーメーション サービス(IIS) マネージャーに戻り、配置したディレクトリがアプリケーションに変化サンれていることを確認します。
以上でIISの設定は完了です。
アプリケーションの動作確認
WebアプリケーションのURLにアクセスします。配置したWebアプリケーションが実行できることを確認します。
.NET Core 7のASP.NET WebアプリケーションをIISのサーバーに配置して実行することができました。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2022-11-20
作成日: 2022-11-20