WebBrowser コントロールでWebページを表示する - WebBrowser コントロールを利用したシンプルなアプリケーションの作成 - C#

WebBrowser コントロールを利用した、シンプルなアプリケーションの作成手順を紹介します。

手順

Visual Studioを起動し、新しいWindows Formプロジェクトを作成します。

WebBrowserコントロールの配置

ツールボックスから"WebBrowser"コントロールをクリックして選択します。選択後フォームデザイナにドラッグ&ドロップしフォームにWebBrowserコントロールを配置します。


フォームにWebBrowserコントロールを配置した直後の状態です。フォームいっぱいにコントロールが配置されます。


フォーム全体にコントロールが広がる原因は、"Dock"プロパティがデフォルトで"Fill"に設定されるためです。Dockプロパティを"None"に変更します。


Dockプロパティを"None"に変更するとコントロールのリサイズができるようになります。

コード

下記のコードを記述します。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;

namespace WebBrowserControl
{
  public partial class FormMain : Form
  {
    public FormMain()
    {
      InitializeComponent();
    }

    private void FormMain_Load(object sender, EventArgs e)
    {
      webBrowser1.Navigate("http://www.ipentec.com");
    }
  }
}

解説

WebBrowerコントロールのNavigateメソッドを呼び出すことでページの取得と表示ができます。

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のフォームが表示されます。Webサイトのページが読み込まれ表示されました。


Dockプロパティ、またはAnchorプロパティを変更し、ウィンドウのリサイズに伴いWebBrowserコントロールのサイズが変化する設定に変えます。


実行し、ウィンドウをリサイズします。Webページが正しく表示されています。

補足:ユーザーエージェントについて

ユーザーエージェントを表示できるWebページを読み込み、ユーザーエージェントを確認します。
(ユーザーエージェントの表示ページは「ユーザーエージェント(UserAgent)を取得する」を用いました。)

結果は下図となります。WebBrowserコントロールのユーザーエージェントは、常に"MSIE 7.0"になります。WebBrowserコントロールのInternetExplorerを最新のバージョンに変更する場合はこちらの記事を参照してください。


Internet Explorerで同じページを表示した場合はインストールされているIEのバージョンとなります。

著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2014-06-30
iPentec all rights reserverd.