指定した面にトゥーンシェーダーのエッジを表示する手順を紹介します。
概要
こちらの記事ではトゥーンシェーダーを利用してレンダリングする手順を紹介しました。
レンダリング設定で、Contour フィルタを適用するとジオメトリオブジェクトの外形にエッジの線を表現できまます。
また、
こちらの記事では、パラメーターを変更して鋭角なエッジにも線を表現する手順を紹介しました。
一方でモデルの形状にかかわらずオブジェクトにエッジの線を表現したい場合があります。
指定した面のマテリアルを変更することで境界部分にエッジを表現できます。
この記事では、マルチ/サブオブジェクトを利用してオブジェクトの指定した面にエッジを表示する手順を紹介します。
手順
シーンを作成し下図のオブジェクトを配置します。
マルチ/サブオブジェクトのマテリアルを準備します。詳しくは
こちらの記事を参照してください。
ジオメトリオブジェクトの一部のポリゴンを選択し、サブオブジェクトのマテリアルを適用します。レンダリングします。
一部のポリゴンが別のマテリアルになっていることが確認できます。
レンダリング設定ダイアログを開き、Filteringロールアウトの[SAmple Filter]グループの Type の値を "Conter" に設定します。
レンダリングします。マテリアルの境界部分に線が描画されます。
Angle Thresholdの値を180より小さい値にします。今回は90に設定します。
レンダリングします。マテリアルの境界に加え、鋭角なエッジにも線が描画されます。
指定した面にサブオブジェクトのマテリアルを適用し、線を描画することができました。
著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。
最終更新日: 2024-01-22
作成日: 2022-10-28