Windows Server 1709 をインストールする手順を紹介します。

概要

Windows Serverで最新機能をいち早く導入できる、頻繁にアップデートするWindows Server 1709が公開されました。この記事ではWindows Server 1709をインストールする手順を紹介します。

Windows Server 2016 からのアップグレードについて

Windows Server 1709 は Windows Server 2016 の次のバージョンではなく、別のラインのWinodows Server であるため、Windows Server 2016からのアップグレードはできません。別製品のWindows Serverとして新規インストールする必要があります。

インストール手順

インストールメディアを挿入し、マシンを起動します。インストールメディアからブートすると下図のWindows セットアップ画面が表示されます。[インストールする言語]、[時刻と通貨の形式]、[キーボードまたは入力方式]、[キーボードの種類]を選択します。選択後ウィンドウ右下の[次へ]ボタンをクリックします。


下図の画面が表示されます。[今すぐインストール]ボタンをクリックします。


セットアップが開始されます。


[インストールするオペレーティングシステムを選択してください]のウィンドウが表示されます。インストールするOSを選択します。今回は"Windows Server Standard"を選択します。選択後ウィンドウ右下の[次へ]ボタンをクリックします。


[適用される通知とライセンス条項]のウィンドウが表示されます。


ウィンドウ下部の[同意します]チェックボックスにチェックをつけます。チェック後ウィンドウ右下の[次へ]ボタンをクリックします。


[インストールの種類を選んでください]のウィンドウが表示されます。今回は[カスタム: Windows のみをインストールする]の項目をクリックします。


[Windows のインストール場所を選んでください]の画面が表示されます。今回はドライブが1つしかないため、[ドライブ 0 の割り当てられない領域]の項目をクリックして選択します。選択後ウィンドウ右下の[次へ]ボタンをクリックします。


Windows のインストールが始まります。



ファイルのコピーが完了するとマシンの再起動になります。



再起動後コンピュータの設定等が実行されます。

初期設定

インストールが完了しマシンが利用可能状態になると、下図の画面が表示され、「サインインする前にユーザーのパスワードを変更する必要があります」のメッセージが表示されます。[OK]の項目が選択されていることを確認し[Enter]キーをクリックします。


Administratorのパスワードを設定します。入力欄に設定したいパスワードを入力します。


パスワードの確認入力の欄にも入力します。入力さんの切り替え(カーソルの移動)はカーソルキーの上下で移動できます。入力ができたら[Enter]キーを押します。


パスワードの変更が実行されます。


パスワードの変更完了のメッセージが表示されます。[OK]が選択されている状態で[Enter]キーを押します。


各種設定が実行されます。


すべての設定が完了すると、下図のコマンドプロンプトのウィンドウが表示され、コマンド入力待ち状態になります。


以上でインストールは完了です。

補足1:GUIのインストール

GUIを後からインストールするため、 コマンドを実行しても、「役割、役割サービス、または機能名が無効」のエラーが表示され、GUIのインストールは実行できません。

補足2:Windows Server 2016 からのインストール

Windows Server 2016 にインストールメディアを挿入し、Setup.exe を実行して Windows Server 1709をインストールすることもできますが、[引き継ぐ項目]の設定画面で[個人用ファイルとアプリを引き継ぐ]のラジオボタンがグレーアウトして選択できない状態になり、新規インストールと同様のインストールになってしまいます。