WinRM の TrastedHosts にホストを追加 / 確認 / 削除する - Windows

WinRM の TrastedHosts にホストを追加する手順、削除、設定内容の確認手順を紹介します。

手順

TrastedHosts へのホストの追加

プログラムの検索から、PowerShellを検索します。(すべてのプログラムからのショートカットでもOKです。)


右クリックしてポップアップメニューを表示します。メニューの[管理者として実行]メニューをクリックします。


PowerShellのウィンドウが起動します。


下記のコマンドを入力します。
Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts -Value (ホスト名 または IPアドレス または *)

今回はRaspberry Pi 2にWindows 10 IoT Core for Raspberry Pi 2をインストールしたデバイスを登録します。デフォルトのホスト名"minwinpc"を登録します。
Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts -Value minwinpc
のコマンドを入力します。


下図の確認メッセージが表示されます。"Y"を入力して続行します。


設定が変更できると下図の状態になります。


補足

WinRMサービスが起動していない場合は、下図のメッセージが表示され、WinRMサービスの起動の確認があります。ここでWinRMの起動はうまくできない場合があるので、コマンド実行前にWinRMは起動しておいたほうが良いです。WinRMの起動手順につきましては「WinRM(Windows リモート管理) サービスを開始する」の記事を参照してください。

TrastedHosts 設定内容の確認

正しくTrastedHosts が設定されたかを確認する場合は、下記のコマンドを実行します。
Get-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts



コマンドを実行するとTrustedHostsの設定内容が表示されます。先ほど追加した"minwinpc"が正しく追加できています。

TrastedHosts 設定内容のクリア

TrastedHostsの設定をクリアする場合は、下記のコマンドを実行します。
Clear-Item WSMan:\localhost\Client\Trustedhosts


実行すると確認メッセージが表示されます。"Y"キーを入力して続行します。


処理が完了すると下図の状態になります。


"Get-Item"コマンドを実行して設定内容がクリアされていることを確認します。

補足

Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts -Value ""
のコマンドを実行しても、設定内容をクリアできます。
また、
Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts -Value host1
Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts -Value host2
とコマンドを実行しても、TrustedHosts に設定されるのはhost2のみとなります。複数のホストを設定する場合は、下記のように値をダブルクォーテーションで囲い、カンマ区切りで指定します。
Set-Item WSMan:\localhost\Client\TrustedHosts -Value "host1, host2"


著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2015-08-09
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