Microsoft Edge で新しいタブを開いた際のページを指定したページに変更する
Microsoft Edge で新しいタブを開いた際の初期表示ページを指定したページに変更する手順を紹介します。
概要
Microsoft Edgeで新しいタブを開くと、下図のMicrosoft / Bingのページが表示されます。
通常の利用では問題はありませんが、特定の用途のマシンでは、新しいタブを開いた際のページを特定のページに指定したい場合があります。
なお、設定画面を表示して[新しいタブ ページ]の設定にはURLを指定する項目はなく、
設定では新しいタブを開いた際の表示ページは変更できない状態です。
この記事では、新しいタブを開いた際に特定のページを表示する方法を紹介します。
メモ
拡張機能を実装して、タブを開いた際のページを指定する方法もありますが、拡張機能の無効化の確認が表示されたり、
開発者モードでインストールする必要があるため、今回の記事ではレジストリを編集する方法を紹介します。
一方でお手軽な実現方法として、サードパーティーの拡張機能をインストールして新しいタブを開いたページを変更する方法もありますが、この記事では
サードパーティのアプリケーションを導入しない方法を紹介します。
設定
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
キー内に
NewTabPageLocation
の文字列値を作成し値に表示したいURLを設定します。
手順
レジストリエディタを起動します。レジストリエディタの起動方法は
こちらの記事を参照してください。
左側のツリービューで
コンピューター > HKEY_LOCAL_MACHINE > SOFTWARE > Policies > Microsoft
とノードをたどります。
[Microsoft]のノード(\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft)をクリックして選択し、右クリックします。
ポップアップメニューが表示されますので、[新規]サブメニューの[キー]の項目をクリックします。
新しいキーが作成されます。
キーの名称を "Edge" に変更します。
注意
後ろに空白文字が入らないよう注意してください。 "Edge " とならないよう注意。
"Edge"キーが作成できました。
右側のエリアで右クリックします。ポップアップメニューが表示されますので、[新規]メニューの[文字列値]の項目をクリックします。
文字列値が作成されます。
値の名称を
NewTabPageLocation
に設定します。
注意
後ろに空白文字が入らないよう注意してください。 "NewTabPageLocation " とならないよう注意。
NewTabPageLocation
の名称の文字列値が作成できました。
作成した NewTabPageLocation の値をダブルクリックする。
または、値を選択して右クリックして表示されるポップアップメニューの[修正]の項目をクリックします。
[文字列の編集]ダイアログが表示されます。
[値のデータ]の欄に新しいタブを開いた際に表示するURLを入力します。入力ができたら[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
レジストリディタに戻り、値が設定できたことを確認します。
Microsoft Edgeを起動します。
上部のタブの右側の[+]ボタンをクリックし新しいタブを表示します。通常の新規タブの画面ではなく、レジストリの
NewTabPageLocation
の
値に設定したURLが開かれる動作になりました。なお、タブを開いた直は、アドレスバーにフォーカスが設定される動作も、通常の新しいタブを
開いた時の動作と同じです。ただし、アドレスバーのURLは空欄になる点は注意が必要です。
ページのタイトルはWebページのタイトルが反映されていますが、アドレスは設定したURLではなく
edge://newtab
になっています。
Microsoft Edge で新しいタブを開いた際のページを指定したページに変更できました。
正しく動作しない
設定したにも関わらず、動作しない場合は、アドレスバーに
edge://policy
を入力し、設定を確認します。
[Microsoft Edge Policies]のポリシー名[NewTabLocation]の項目を確認します。[状態]が"エラーの表示になっており、"ポリシーが不明です。"のエラーメッセージが表示されています。
この場合は、再度レジストリの内容を確認します。レジストリの値名の末尾に空白文字が含まれていました。空白文字を削除します。
再度、
edge://policy
を入力し、設定を確認します。エラー表示が解消されたことを確認し、正しく動作するか確認します。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。