別のアカウントでファイル共有サーバーにアクセスする (Windowsで記憶している認証情報を削除する) - Windows
既にファイルサーバーにログインが成功している場合、別のアカウントでファイル共有サーバーにアクセスするとログイン済みのアカウントで接続してしまい、接続したいアカウントでアクセスできないことがあります。ログインの成功によりID、パスワードの認証情報が記憶されてしまった後で、記憶させた資格情報を削除する手順を紹介します。
よくある現象
ファイルサーバーにログインする際に下図の認証ダイアログが表示されます。
アカウントIDとパスワードを入力し、[資格情報を記憶する]チェックボックスにチェックすると、以後このアカウントで自動的に認証されます。
何らかの事情で、別のアカウントに切り替えてログインしたいことがありますが、認証ダイアログが表示されないため、アカウントの切り替えができない状態になります。この場合に、記憶されている認証情報を削除することで、再度認証ダイアログが表示される状態に戻します。
手順
コントロールパネルを表示します。
[ユーザー アカウントとファミリーセーフティ]のカテゴリをクリックします。下図の画面が表示されます。[ユーザー アカウント]をクリックします。
ユーザーアカウントの画面が表示されます。左側のエリアの[資格情報の管理]リンクをクリックします。
[下図の資格情報マネージャ]が表示されます。
上部の[Windows 資格情報]をクリックします。Windowsの認証アカウント情報の一覧が表示されます。
サーバーへの認証情報が記憶されている場合は[Windows 資格情報]の項目にサーバー名の要素が表示されます。
要素をクリックします。詳細情報が展開されて表示されます。エリアの下部に[編集]と[削除]のリンクが表示されます。今回は、アカウント情報を削除しますので[削除]のリンクをクリックします。
資格情報の削除確認ダイアログボックスが表示されます。[はい]ボタンをクリックし資格情報を削除します。
[Windows 資格情報]の項目からサーバー名の要素が削除できました。
再度サーバーに接続すると、認証ダイアログボックスが表示される動作になります。
Windowsに記憶されている認証情報を削除できました。
コマンドを利用する方法
コマンドを利用して、明示的に別のユーザー名で共有フォルダを開く方法もあります。コマンドラインで明示的にユーザーを指定する方法については
こちらの記事を参照してください。
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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。