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デスクトップ アプリケーション ヒープを変更する

デスクトップ アプリケーション ヒープを変更する手順を紹介します。

概要

古いWindowsでウィンドウをたくさん開くと「メモリ不足です」といったエラーが表示され、ウィンドウを開けなくなることがあります。 これは、WindowsのDesktop Application Heap領域が不足していることが原因の一つとなっています。 この、Desktop Application Heapはレジストリを変更することで領域を増やすことができます。

手順

レジストリを変更しDesktop Application Heapを増やす手順は以下の通りです。
  1. レジストリエディタを起動します
  2. レジストリキーを開きます。開くキーは下記のキーです
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems
    
  3. キー内の名前[Windows]の値を確認します。下記は値の一例です。
    %SystemRoot%\system32\csrss.exe ObjectDirectory=\Windows SharedSection=1024,20480,768 Windows=On SubSystemType=Windows ServerDll=basesrv,1 ServerDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3 ServerDll=winsrv:ConServerDllInitialization,2 ServerDll=sxssrv,4 ProfileControl=Off MaxRequestThreads=16
    
  4. 上記の値はWindows 7の値ですが、古いOSの場合SharedSectionの値が
    SharedSection=1024,512,512
    
    となっています。2番目の数値を増やします。
    SharedSection=1024,3072,512
    
  5. レジストリエディタを終了し、Windowsを再起動する。

上記の手順で、Desktop Application Heapのサイズを増やすことができます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-06
作成日: 2010-02-19
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