Visual Studio で npm パッケージマネージャーを利用する - Visual Studio
Visual Studio で npm パッケージマネージャーを利用する手順を紹介します。
概要
JavaScriptのライブラリなどでは、nugetではなく、npmでパッケージ管理をしたい場合があります。
この記事では、Visual Studio で npmパッケージマネージャーを利用する手順を紹介します。
手順
プロジェクトを作成します。今回はASP.NET Core のアプリケーションを作成しています。
ソリューションエクスプローラーのプロジェクトのノードを右クリックし、ポップアップメニューの
[追加]メニューの[新しい項目]の項目をクリックします。
[新しい項目の追加]ダイアログが表示されます。
中央の項目の一覧から [npm 構成ファイル]の項目をクリックして選択します。
ファイル名はデフォルトの package.json のままとします。ダイアログ右下の[追加]ボタンをクリックします。
package.jsonファイルが追加されます。
{
"version": "1.0.0",
"name": "asp.net",
"private": true,
"devDependencies": {
}
}
パッケージを追加します。今回は、chart.js を追加します。"devDependencies" 部分にパッケージの記述を追加します。
パッケージ名を設定すると、利用可能なバージョンの候補が表示されます。
以下の内容に変更しました。
{
"version": "1.0.0",
"name": "asp.net",
"private": true,
"devDependencies": {
"chart.js": "4.4.3"
}
}
ソリューションエクスプローラーの[依存関係]のノードをクリックして展開します。
子ノードに "NPM" のノードが追加され、NPMの子ノードにパッケージのノードが表示されています。
パッケージは記述を追加したのみでまだインストールされていないため "インストールされていません" の表示になっています。
NPMノード内のパッケージのノード(今回の場合は chart.js のノード)をクリックして選択し、右クリックします。
下図のポップアップメニューが表示されます。[パッケージの復元]の項目をkじゅりっくします。
nmpパッケージがインストールされ、"インストールされていません" の表示が無くなります。
npmパッケージにパッケージを追加して、パッケージをインストールできました。
インストールしたパッケージは、プロジェクトのディレクトリの "node_modules" ディレクトリ内にインストールされます。
"node_modules" ディレクトリ内にパッケージ名のディレクトリが作成され、ディレクトリ内にパッケージのファイルが配置されています。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用