Visual BasicのFor Each Next文による繰り返し処理を紹介します。

書式

または
「対象配列またはコレクション」は

• 配列
• オブジェクト コレクション
• IEnumerableインターフェイスを持つクラス

を指定できます。
「変数名」の変数にループ対象変数の要素が順番に代入され、各要素に対してFor Eachブロック内の処理が実行されます。

プログラム例

UI

下図のUIを作成します。Buttonと複数行のテキストボックスを1つ配置します。

コード

下記のコードを記述します。

Public Class FormSimpleForEach
  Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click
    Dim a(5) As Integer

    a(0) = 12
    a(1) = 8
    a(2) = 24
    a(3) = 6
    a(4) = 22

    For Each x As Integer In a
      TextBox1.Text += x.ToString() + " / "
    Next
  End Sub
End Class

解説

下記コードにより、配列の宣言と配列への値の代入をします。

    Dim a(5) As Integer

    a(0) = 12
    a(1) = 8
    a(2) = 24
    a(3) = 6
    a(4) = 22

For Each文でループを実行します。配列aの要素に対して一回ずつループを実行します。ループ内では配列aの値は変数xに代入されます。1回目のループではa(0)の値12が変数xに代入されループが処理されます。

    For Each x As Integer In a
      TextBox1.Text += x.ToString() + " / "
    Next

実行結果

上記のプロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。


[button1]をクリックします。For Eachループが実行され、テキストボックスに配列aの値が"/"で区切られた形式で表示されます。