画像に対するタグ ファイルを自動で生成する (Tagger を利用する) - Stable Diffusion
Taggerを利用して自動でキャプションファイルを作成する手順を紹介します。
概要
LoRAの作成などで学習用の教師画像を用意しますが、キャプションファイルを作成する労力が意外と大変です。
画像ファイル名と同じ、空のテキストファイルを用意しますが、数個であれば手動で対応できますが、
数が増えるとファイルの作成だけでもかなりの労力になります。
Taggerの機能を利用すると、画像ごとに画像を判定して、適切なタグを取得し、タグを記述したテキストファイルを
自動で作成できます。
事前準備
Tagger for Automatic1111's WebUI のインストール
Tagger for Automatic1111's WebUIをインストールします。
手順は
こちらの記事を
参照してください。
教師画像の準備
学習用の教師画像を作成します。今回は下図の画像を準備しました。
画像の数が多いため、画像と同名のテキストファイルを作成するだけでも大変ですので、今回はTaggerを利用します。
手順
Stable DiffutionのWebUIを表示します。下図の画面が表示されます。上部のタブの[Tagger]のタブをクリックして選択します。
下図のTaggerの画面が表示されます。画面内部の[Batch from directory]のタブをクリックします。
[Batch from directory]のタブが選択された状態になります。
[Input directory - See also settings tab.]のテキストボックスに先ほどの教師画像とキャプションファイルが保存されているフォルダのパスを入力します。
今回の例では、
C:\data\lora-toricchi-2\toricchi
に画像ファイルとキャプションのテキストファイルを配置しています。
[Interrogate]のボタンをクリックします。タグファイルが生成されます。
処理が完了すると下図の画面が奉持されます。
右側のエリアに付与されたタグ等の情報が表示されます。
画像ファイル名と同名のキャップションファイルのテキストファイルが作成されました。
実行結果
作成されたキャプションファイルを開いて確認します。画像の特徴を判定した結果のタグがテキストファイルに記述されています。
全く関係ないタグが付与されている場合もありますが、的確にタグ付けされているものもあり、まずまずの精度が出ている印象です。
著者
iPentecのメインデザイナー
Webページ、Webクリエイティブのデザインを担当。PhotoshopやIllustratorの作業もする。