データベースのバックアップファイルを同じサーバーに別のデータベース名でリストアする
SQL Serverでデータベースのバックアップファイルを同じサーバーに別のデータベース名でリストアする手順を紹介します。
手順
SQL Server Management Studioを起動します。下図のウィンドウが表示されます。
データベースをリストアするための新しいデータベースを作成します。データベースの作成手順は
こちらの記事を参照してください。
作成したデータベースをクリックして選択し、右クリックしてポップアップメニューを表示します。ポップアップメニューの[タスク]の[復元]の[データベース]メニューをクリックします。
[データベースの復元]ダイアログボックスが表示されます。
今回はバックアップファイルから復元するため、[ソース]セクションの[デバイス]ラジオボタンにチェックをします。右側の[...]ボタンをクリックします。
[バックアップ デバイスの選択]ダイアログが表示されます。[バックアップ メディアの種類]を"ファイル"に設定します。右側の[追加]ボタンをクリックします。ファイル選択ダイアログが表示されるので、バックアップファイルを選択します。追加後[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
[データベースの復元]ダイアログに戻ります。[復元プラン]セクションの[復元するバックアップ セット]に復元するバックアップの項目が追加されていることが確認できます。
[転送先]セクションの[データベース]の欄が、バックアップファイルを参照したタイミングで、バックアップ元のデータベースに変わってしまっているため、先ほど作成したデータベースに変更します。
左側の[ページの選択]リストの[ファイル]をクリックして選択します。下図の画面が表示されます。
デフォルトの設定では、バックアップしたデータベースのファイルと同じファイル名でリストアするため、ファイル名を変更して別のファイル名でリストアするように変更します。
また、[すべてのファイルをフォルダーに移動する]のチェックボックスにチェックをします。
[ページの選択]リストの[オプション]をクリックして選択します。下図の画面が表示されます。
右側の[復元オプション]セクションの[既存のデータベースを上書きする]のチェックボックスにチェックをつけます。また、[ログ末尾のバックアップ]のセクションの[復元の前にログ末尾のバックアップを実行する]のチェックを外します。設定ができたらダイアログ下部の[OK]ボタンをクリックします。
データベースの復元処理が始まり、バックアップしたデータベースの内容が別の名前のデータベースにリストアされます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。