SQL Server にネットワークや、インターネット経由などで、リモート接続できない場合のTipsを紹介します。
一般的なネットワーク接続環境の場合
一般的なネットワーク接続環境の場合、以下の設定の必要があります。
- ルーターのフィルタ解除
- SQL Server 構成マネージャーでの TCP/IP 許可
- Windows ファイアウォールでのSQL Server への接続許可
- ポートフォワーディング、NAT、IPマスカレードの処理
となります。
よくある事例
Windows ファイアウォールの設定忘れ
ネットワーク機器等の設定はしたが、Windows ファイアウォールの設定のし忘れにより、接続できない場合があります。
ポートフォワーディング、IPマスカレードの設定をしたが、パケットフィルターの設定をしていない。
ポートフォワーディング、IPマスカレードの設定をしたが、ルーターのパケットフィルタの設定をしていないため、接続できない場合があります。
ポートフォワーディング、IPマスカレードの設定をしていない
ポートフォワーディング、IPマスカレードの設定がされていないため、接続できない場合があります。ルーティングもしている場合、接続経路と同じ経路に対してルーティングの必要があるので、ルーティングの設定も合わせて確認します。
Microsoft Azure / AWS の場合
Microsoft AzureやAWSの場合、以下の設定の必要があります。
- ネットワーク セキュリティグループのポート開放
- SQL Server 構成マネージャーでの TCP/IP 許可
- Windows ファイアウォールでのSQL Server への接続許可
となります。
よくある事例
ネットワーク セキュリティグループのポート開放忘れ
サーバー側は設定されていても、セキュリティグループのポート開放をし忘れているため、接続できない場合があります。
Windows ファイアウォールの設定忘れ
サーバーやセキュリティグループの設定はしたが、Windows ファイアウォールの設定のし忘れにより、接続できない場合があります。
手順の詳細
SQL Server 構成マネージャーでの TCP/IP 許可
SQL Server 構成マネージャーでの TCP/IP 許可の設定手順については
こちらの記事を参照してください。
Windows ファイアウォールでの SQL Server 接続許可
Windows ファイアウォールでSQL Serverへの接続を許可するための設定手順については
こちらの記事を参照してください。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2016-10-25
作成日: 2016-10-23