テキストファイルに1行ずつ書き込むコードを紹介します。

概要

テキストファイルに書き込むにはopen関数を呼び出してファイルを書き込み用で開き、ファイルオブジェクトのwriteメソッドを利用します。

コード

text_file = open("out.txt", "wt")

text_file.write("ふかふかベッド\n")
text_file.write("もちもちクッション\n")
text_file.write("どっしりソファー\n")
text_file.write("しっかりチェアー\n")
text_file.write("さっぱりライト\n")

text_file.close()

解説

下記コードでopen関数を呼び出しファイルを開きます。ファイルの第一引数にはファイルの名称を与えます。今回は "out.txt" というファイルに書き込みます。ファイルを書き込みモードで開くため、"wt" をopen関数の第二引数に与えます。

text_file = open("out.txt", "wt")

オプションは "w" でも同様に動作します。

text_file = open("out.txt", "w")

write関数を実行してファイルに文字列を書き込みます。write関数は改行コードを書き込まないため、文字列に改行コードのエスケープ文字 "\n"を記述します。

text_file.write("ふかふかベッド\n")
text_file.write("もちもちクッション\n")
text_file.write("どっしりソファー\n")
text_file.write("しっかりチェアー\n")
text_file.write("さっぱりライト\n")

処理がすべて終わったらファイルを閉じます。

text_file.close()

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。コンソールには何も出力されずプログラムは終了します。


Pythonのプログラムのディレクトリを開きます。"out.txt" ファイルが作成されています。


ファイルを開きます。コードに記述した文字列がテキストファイルに書き込まれていることが確認できます。

補足:改行コードの確認

out.txt ファイルをバイナリエディタで開きます。下図のバイナリデータが表示されます。


改行コードを確認します。コードが 0D 0A となっています。write関数では "\n" のみを記述しましたが、バイナリデータにはキャリジターンとラインフィードの "\r" "\n" の両方が書き込まれていることが確認できます。