for文を利用した繰り返し処理 (for文の書式) - Python
Python の繰り返し処理を紹介します。
概要
繰り返し処理をするには for 文を利用します。
書式
for (ループ変数) in (イテラブルオブジェクト (配列など)):
(ループで実行する処理)
ループカウンタで指定した回数処理をしたい場合はrange関数を利用します。下記のコードの場合はループ変数の値は0から開始し、ループ回数だけループ内の処理が実行されます。
for (ループ変数) in range((ループ回数))
(ループで実行する処理)
ループカウンタの変数の初期値を指定する場合は下記のrange関数を利用します。
for (ループ変数) in range((ループカウンタの初期値),(ループカウンタの最終値))
(ループで実行する処理)
プログラム例1
コード
data = ['ぺんぎんクッキー','らくだキャラメル','しろくまアイス','あひるサブレ','にわとりタルト']
for i in data:
print ('Item:'+i)
print('End')
解説
data変数に
ぺんぎんクッキー
,
らくだキャラメル
,
しろくまアイス
,
あひるサブレ
,
にわとりタルト
の5つの値を設定し配列として変数を用意します。
for ループのinキーワードの後ろにdata配列を指定すると、配列変数にdata変数のそれぞれの値がループごとに設定されます。ループにより、data配列内の値が画面に表示されます。
実行結果
上記のコードを実行します。下図の画面が表示されます。data変数に代入した、すべての値が画面に表示されることが確認できます。
プログラム例2
コード
for i in range(8):
print ('Loop:'+str(i))
print('End')
解説
上記のコードではfor のinキーワードの後ろにrange関数を記述しています。この記述でループを8回繰り返す処理になります。ループ変数には0から7までの数値がループごとに順番に設定されます。
実行結果
上記のコードを実行します。ループ変数 iの値が画面に出力されます。0から7までの値が画面に表示されます。
プログラム例3
コード
for i in range(16,24):
print ('Loop:'+str(i))
print('End')
解説
上記のコードではfor のinキーワードの後ろのrange関数で引数を2つ記述しています。この記述でループ変数を16から23まで繰り返す処理になります。ループ変数には16から23までの数値がループごとに順番に設定されます。
実行結果
上記のコードを実行します。ループ変数 iの値が画面に出力されます。16から23までの値が画面に表示されます。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用