Pythonでの do while ループの実装

Pythonでの do while ループの実装コードを紹介します。

概要

Pythonでは、do while ループの書式は無いため、do whileループの実装をする場合は、他のループを利用して、同じ動作となるコードを記述する必要があります。

実装例1: while 文を利用し、処理後にループアウト判定をする

while文を利用しますが、条件式を True に設定し、1回目の処理が実行された後にif文でループアウトの条件を判定し、 条件に一致した場合にループを抜けます。どのような条件の場合でも、最低ループの処理が1回は実行されます。

コード

print("閾値を入力してください")
value = int(input())
i=0

while True:
    print("処理を実行しています: " + str(i))
    i=i+1
    if value < i:
      break

print("ループの実行が終了しました。")

実装例2: while 文を利用し、一度目の処理をループの手前に実装する

while文を利用しますが、1回目の処理と同じコードをwhileループの手前に記述します。
この処理により、1回はループの処理が実行されます。

コード

print("閾値を入力してください")
value = int(input())
i=0

print("処理を実行しています: " + str(i))
i=i+1

while i <= value:
    print("処理を実行しています: " + str(i))
    i=i+1

print("ループの実行が終了しました。")

実装例3: for 文を利用し、一度目の処理をループの手前に実装する

実装例2と同じですが、whileループではなく、forループを利用します。

コード

print("閾値を入力してください")
value = int(input())
i=0

print("処理を実行しています: " + str(i))

for i in range(1,value+1):
    print("処理を実行しています: " + str(i))

print("ループの実行が終了しました。")

実行結果

3つとも同じ動作になります。
プログラムを実行します。閾値の入力待ちになります。
Pythonでの do while ループの実装:画像1

4 を入力して[Enter]キーを押します。
Pythonでの do while ループの実装:画像2

0から4まで5回ループが実行されます。
Pythonでの do while ループの実装:画像3

再度プログラムを実行し、0 を入力して[Enter]キーを押します。
Pythonでの do while ループの実装:画像4

最低1回は実行されるため、0 の処理が1回実行されます。
Pythonでの do while ループの実装:画像5

  • 25 を入力します。
    Pythonでの do while ループの実装:画像6

    こちらも最低一回の処理が実行されるため、0 の処理が1回実行されます。
    Pythonでの do while ループの実装:画像7

do wnile ループと同様のコードをPythonで実現できました。

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2023-04-10
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