関数を作成する - Python

Pythonでの関数の作成と関数を呼び出すコードを紹介します。

概要

Pythonでは関数を定義するには def キーワードを利用します。また、関数の呼び出しには関数名を記述します。

書式 (関数の定義)

関数の定義
def 関数名():
    (関数での処理)
    return (戻り値)
関数の定義(引数あり)
def 関数名(引数名1, 引数名2, ..... 引数名n):
    (関数での処理)
    return (戻り値)
戻り値が不要な関数の場合は、return文は省略できます。

書式 (関数の呼び出し)

関数の呼び出し
関数名()
関数の呼び出し(引数あり)
関数名(引数1, 引数2, ..... 引数n)

コード例

下記のコードを記述します。
def proc1():
    print('Exec proc1')

def proc2():
    print('Exec proc2')

print('Start')
proc2()
proc1()

解説

上記のコードでは、proc1, proc2 2つの関数を定義しています。Phytonでは関数は前方参照のみでき、関数の後方参照ができないため、関数の定義はメインで実行される処理より手前に記述する必要があります。
プログラムの実行は、関数の範囲外である print('Start') の行から実行されます。proc2()関数を差呼び出し、関数を実行後、proc1()関数を実行します。画面には'Start'の表示の後に 'Excec proc2' のメッセージが表示され、その後 'Exec proc1' のメッセージが表示される動作となります。

実行結果

上記のコードを実行します。下図の画面が表示されます。メインの処理が実行され、proc2, proc1 の順番で関数が呼び出されたことが確認できます。

補足

関数はインデントが終了する部分までが関数の範囲となります。
下記のコードでも上記のコードと同じ処理になります。
def proc1():
    print('Exec proc1')
def proc2():
    print('Exec proc2')
print('Start')
proc2()
proc1()
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2019-06-16
iPentec all rights reserverd.