ディレクトリを削除する

PowerShellでディレクトリを削除するコマンドを紹介します。

コマンド

ディレクトリを削除するには "Remove-Item" コマンドを利用します。

書式

Remove-Item -Path (削除ディレクトリ)
"-Path" オプションは省略可能なため次の書式も利用できます。
Remove-Item (削除ディレクトリ)

そのほかの書式

ディレクトリ内が空ではなく、削除時に確認プロンプトを表示させない場合
Remove-Item -Path (削除ディレクトリ) -Recurse
上記コマンドで確認プロンプトを表示させずに削除できますが、隠しファイルや読み取り専用ファイルがある場合は、 削除対象に含まれないためディレクトリの削除ができません。以下のコマンドを利用します。

ディレクトリ内が空ではなく、削除時に確認プロンプトを表示させず、隠しファイル、読み取り専用ファイルを含めて削除する場合
Remove-Item -Path (削除ディレクトリ) -Recurse -Force

実行例

"c:\data"ディレクトリ内に、"test02"ディレクトリを作成します。
ディレクトリを削除する:画像1

PowerShellで下記のコマンドを実行します。
Set-Location -Path c:\data
Remove-Item -Path test02
ディレクトリを削除する:画像2

コマンドが正常に実行されると、コマンド入力待ち状態となります。
ディレクトリを削除する:画像3

"c:\data"ディレクトリを確認します。"test02" ディレクトリが削除されていることが確認できます。
ディレクトリを削除する:画像4

ディレクトリ内にファイルが存在している場合、上記のコマンドを実行すると下図の確認プロンプトが表示されます。
ディレクトリを削除する:画像5

上図の確認プロンプトを表示させたくない場合は、下記のコマンドを実行します。
Remove-Item -Path test02 -Recurse
ディレクトリを削除する:画像6

確認プロンプトが表示されずにディレクトリとディレクトリ内のファイルの削除ができます。
ディレクトリを削除する:画像7

削除するディレクトリ内に読み取り専用ファイルや隠しファイルがある場合は -Force オプションを利用します。
Remove-Item -Path test02 -Recurse -Force
ディレクトリを削除する:画像8

ワイルドカードの利用

ファイル名指定でワイルドカードも利用できます。ワイルドカードは"*"を利用します。

Remove-Item -Path a*
Remove-Item -Path *-test

AuthorPortraitAlt
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
作成日: 2017-05-12
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