PowerShellでのif文について紹介します。
概要
PowerShellで条件判定して、分岐する場合はif文を用います。
書式
if (条件式){
(条件式に一致した場合の処理)
}
else{
(条件式に一致しなかった場合の処理)
}
elseifがある場合の書式は以下です。
elseifのブロックは複数記述できます。
if (条件式1){
(条件式1に一致した場合の処理)
}
elseif (条件式2){
(条件式2に一致した場合の処理)
}
else{
(いずれの条件式にも一致しなかった場合の処理)
}
例
if文を用いた条件判定のコードです。入力された数値が10以上かを判定してメッセージを表示します。
コード
$input = Read-Host "数値を入力してください"
$num = [int]$input
if ($num -lt 10){
Write-Output "入力した数値は10より小さいです。"
}
else{
Write-Output "入力した数値は10以上です。"
}
解説
コンソールで数値の入力を受け付けます。入力された文字列は$input変数に代入され、数値型に変換して $num変数に代入します。
$input = Read-Host "数値を入力してください"
$num = [int]$input
if文で$num変数の値を判定し、10より小さい場合は、「入力した数値は10より小さいです。」のメッセージを出力します。
そうでない場合($num変数の値が10以上の場合)は「入力した数値は10以上です。」のメッセージを表示します。
-lt
の比較演算子については
こちらの記事を参照してください。
if ($num -lt 10){
Write-Output "入力した数値は10より小さいです。"
}
else{
Write-Output "入力した数値は10以上です。"
}
実行結果
スクリプトファイルを実行します。"数値を入力してください"のメッセージが表示され入力状態になります。数値を入力して[Enter]キーを押します。
入力した数値が10未満の場合は、"入力した数値は10より小さいです。"のメッセージを表示します。
入力した数値が10以上の場合は、"入力した数値は10以上です。"のメッセージを表示します。
著者
iPentecのプログラマー、最近はAIの積極的な活用にも取り組み中。
とっても恥ずかしがり。
最終更新日: 2023-12-08
改訂日: 2023-03-17
作成日: 2013-09-26